不動産業界はやめとけ!ってよく聞くんだけど、なんで?
ブラックだ!とか労働時間がハードだ!と色々言われる不動産業界ですが、実際どうでしょうか?
不動産業界で働く私、OTOMO(@zebrakun24)が、本当のところを解説したいと思います。
まず結論ですが、残念ながらイメージは良くないです。
なぜか?
だと思っています。
これ自体は残念ながら否定できませんが、実際私は不動産業界に入って本当に良かったと思います。
そのような不正行為を働く会社に責任があり、不動産の仕事自体に罪はありません。
イメージで、不動産業界を避けるのはもったいないです。
もっと仕事の魅力も知ってほしい。
そこで今回は「こんな不動産会社はやめておこう。危ない不動産会社の見抜き方」と題して記事を書いてみたいと思います。
目次
不動産業界はやめとけと言われる3大理由
不動産業界がやめとけ、と言われる理由を独断で3つ挙げてみます。
- 不動産屋のイメージが悪いから
- 不動産は休みが少ないから
- 不動産はハードワークだから
どれかはしっくりくるのではないでしょうか。
2番と3番は本当に会社によります。
現に私の会社は、きっちり休めますし定時で上がります。
ふわっとしたイメージを具体的に作っていくことで、不安は解消できます。
一つずつ解説します。
不動産屋のイメージが悪い
そもそものお話になりますが、全国に不動産屋さんがどのぐらいあるのでしょうか?
実は、不動産屋はコンビニの数より多いのです。
そして、不動産業は、全産業に占める比率が12.0%、つまり10社に1社以上が不動産会社という計算になるので、とても大きい数字になります。
これだけ数が多いと、人の数だけ悪事が増えると言いましょうか、悪い噂も目立ちやすくなってしまうのだと思います。
例えば、かぼちゃの馬車事件や積水ハウスの地面師事件などといえば、パッと思い浮かぶと思うのですが、良いニュースは中々思い浮かびません笑
なお、私が以前noteで書いた不動産屋のイメージはなぜ悪いのか?という記事がバズりまして、1記事で13,000回以上閲覧されています。
イメージが悪いかも?と思っていた仮説が立証されてしまいました笑
不動産は休みが少ないから
次に、不動産業は休みが少ないです。
不動産という仕事の特性上、お客さんは一般個人の方が多いです。
すると、お客さんの動きに合わせる必要があるので、休みが少なくなりがち。
どうしてもその日しか無理!と言われたら、動かざるを得ません。
住宅系の場合は、火曜日水曜日が休みのケースが多いですが、お客さんは火曜日、水曜日は休みではありませんよね。
ただこれらは、結局のところ自分次第でどうにでもなります。
事前に、お客さんにその旨を伝えておくことで、休みをコントロールできます。
休日でて仕事をしている人もいますが、それは好き好んで仕事をしている人も結構多い印象です。
その分代休を取ったりする人もいますね。
なお、法人企業が相手だと、土日休みが共通だったりするので、お互い休んでいることも多いです。
不動産はハードワークだから
また、不動産はハードワークな側面もあります。
不動産は動かせないので、必ず現地に行く必要があります。
そうなると、運転をしたり、市役所に行ったりと、日中調査をして、それ以外の時間でお客様対応をすることは珍しくありません。
やる事が多くなるので、時間は必然的に長くなってしまいます。
ただ、ここも本当に会社によります。
全て1人でやるところもあれば、事務員さんと協力してやるところ、社内に法務関係をチェックする部門もあります。
自分の効率を上げて工夫したりするなど、コントロールは可能です。
もちろん稼ぎたい人はハードワークする必要もありますし、それなりでいいという方は、定時で変えることも自分次第でしょう。
ちなみに仲介の営業しかやっていない会社は、常に売り上げを上げ続けないといけないので、ノルマや目標に厳しいです。
いろんな仕事があるので、しっかり事前に学んでおくことが大切です。
【保存版】不動産業界とは?仕事内容をわかりやすく解説!構造から知っておこう
こういう不動産会社はやめとけ!危ない会社の見抜き方を暴露
これまで述べた理由もそうですが、一番大切なことは会社の選び方を間違えないことです。
そのために、こんな会社は避けましょう、という特徴を挙げておきます。
法令遵守意識がない会社
まず、いわゆるコンプライアンス意識が低い会社です。
不動産業界は、先ほど述べた通り、多くのプレイヤーがいます。
例えば、あってはならないことですが、
- 契約書を二重に作る
- 書類を書き換える
- 平気で嘘をつく
- おとり広告をのせる
- 広告表記違反が多い
こんなことだと、不正なことの片棒をかつぐことになります。
いっときは良くても、悪い行いは後で跳ね返ってきますので、しっかりと見極めることが必要です。
過去に行政処分があったどうかを調べることができるシステムもあります。
このようなシステムも活用して、自分が行こうとしている会社は大丈夫なのか?をチェックすることが大切です。
個人情報の扱い方が雑な会社
これは、不動産業界に限りません。
大きい声で公共の場で、個人的な情報を話したりしているシーンを見たことはないでしょうか。
これは、個人的にいただけないと思っています。
不動産業界はとても大切な個人情報を扱います。
その個人情報の扱いが雑な場合、これからの時代は致命的になってくると思います。
個人情報持ち出しで漏洩事件にもなったりしていますが、会社として、この辺りの意識があるかその意識がないと、これからの時代で淘汰されていく可能性も高いです。
電話営業がしつこい会社
次に、電話営業がしつこい会社です。
私の携帯電話にも良くかかってくるのですが「やめてください」と言っても何度もかかってくる会社もあります。
不動産営業に「電話」という要素は重要ですが、相手が嫌がるまでかけ続けるのもいかがなものかと思います。
営業なので電話自体が悪いことではありません。
ただ、あまりにもしつこすぎるのは営業自身も疲弊してしまいますよね。
それがいい!稼ぎたい!という方であれば問題ありません。
それを分かっていくか、分からないで行くか、ではその後に大きな影響が出ますので、慎重に考えましょう。
ホームページがない会社
最後に、ホームページがない会社です。
このネット時代に、お客様から見てどうなのか?を考えたときに、最低限ホームページはあったほうがいいと思います。
今はSNSもありますから、そこをホームページのような形で発信していれば良いと思います。
要は、対外的に自社がどういう会社であるかという発信意識があるか。
これは、業界に限らず、ますます重要性を帯びてくるところだと感じます。
ただ、不動産業界というものは特殊でして、ごく一部、あえてホームページを作らない地主のようなビジネスモデルで超ホワイトな会社もあります。
そうでない限りは、調べても何も情報が出てこない会社、というのは「?」となってしまいます。
世の中の変化に合わせる姿勢があるか。
これは、企業や個人としても生き残るために大切なことです。
時代にミスマッチした発言で世の中からバッシングされる企業も増えています。
しっかり見極めましょう。
不動産会社はなぜ未経験で求人をするのか?転職して大丈夫なのか解説
不動産業界のメリットは食いっぱぐれないこと
これまで、不動産の危ない側面、どちらかといえば負の部分に焦点を当てました。
結局のところ自分次第です。
そして、不動産業界に身を置く私が思うメリットはこの1点。
宅建士として生活できると、生涯その資格をもとに稼ぎ続けることができます。
そのような資格は他にもあると思いますが、不動産は未経験でも参入できたり、ベテランならではの持ち味を活かせたり、そして職種も営業のみならず、企画を始め、色々あります。
私が不動産業界で未経験で働いたのが少々遅めの30代でしたが、楽しく働けています。
不動産の仕事は無数にあり、売買・賃貸・管理など、どの分野にも渡り歩くことができます。
不動産業界はやめとけ、というのは「危ない不動産会社のこと」を指すのであって「不動産の仕事」自体は、とても価値があります。
ネットで、よくこの会社はブラックだ!とかいう記事を見ますが、ブラックの定義は人によりますので、あまり鵜呑みにしないように。
自分の目や耳で調べて、適切に判断していきましょう。