【特集記事】不動産ビジョン2030から読み解く業界の未来

【ブラック?】不動産会社はなぜ未経験の人を採用するのか、理由を解説します。

不動産会社は、未経験を多く採用しているイメージがあるでしょう。

不動産業界志望者
不動産業界志望者

未経験で採用するということは、離職率が高いから多く人を採用しないといけないんですよね?ブラックなイメージが強いです。

と思われる方も多いでしょう。

私も、そう思っていました。

不動産業界に限らず、未経験採用というとあやしい響きがしますよね。

私は、不動産会社に未経験で飛び込みましたが、これは半分正解で半分間違いと言えます。

なぜ不動産会社は、未経験で人を採用するのか?また、未経験で人を採用しているのか?

この辺りを、現役不動産屋である筆者が、実体験に基づく主観で、考察してみたいと思います。

OTOMO
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個人的には、これからの不動産業界は、未経験の人をうまく採用すべきかどうかが発展のカギと思います。その理由も述べたいと思います。

不動産会社が未経験でも人を採用する理由

不動産会社が未経験採用をする理由はいくつかありますので、ここでは何パターンか述べてみたいと思います。

多くの人が最初に通るであろう、「不動産仲介」のお話をします。

インセンティブが大きいため

不動産仲介の仕事は、インセンティブ制度をとっている会社が多いです。

これは、不動産業界の慣習かもしれませんが、大手不動産販売会社をはじめとして、基本給はそこまで高くなく、成果に応じて、ボーナスに反映されたりします。

OTOMO
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私が未経験で飛び込んだところも、新卒の月額より安く、前職より2分の1以上下がり、最初は苦労しました。

その分、成果を上げた時の報酬も大きくなります。

稼ぎたい人にはうってつけの環境だと思いますが、毎月安定して一定額を稼ぎたい人には向かないかもしれません。

自分が売り上げた分は、きちんと受け取る。成果がきちんと反映される。

会社側も、成果に応じて報酬を支払えるため、雇用しやすい

一長一短ありますが、双方のメリットがあります。

もらいすぎ、もらわなさすぎ、といった点も生まれにくいと思いますので、人生自分次第という考えの方には売ってつけの環境だと思います。

不動産営業のビジネスモデルとしても、仲介手数料は成功報酬となっているため、商売の基本を学べるいい業界だと思います。

未経験でも出来る内容が多いため

まず、大前提として、誰でも最初は未経験です。

新卒でもそうですし、どんな仕事をするにも最初はゼロからでしょう。

不動産仲介の営業でいうと、大きく2つの分野があります。

  1. 不動産を売る営業
  2. 不動産を買う営業

例えば、不動産を売る営業として行うことは以下のような内容があります。

  • 問い合わせがあった人の対応
  • 電話(追客)
  • チラシまき
  • 車の運転
  • 部屋の案内

最近はネットも発達しているので、お客様の方が知識を持っているケースも多いです。

そのため、これらの業務は未経験でもできるが、誰でもできることゆえに、早く習得してしまう、ことが大切です。

この部分はオンライン内見ツールも発達してきているので、あまり営業スキルに左右されない時代になっています。

逆に重要なのは、不動産を買う(売主さんを見つける)ことは、どの会社も苦戦しています。

そして、この業務は、売主さんへの電話・メール・手紙など、それこそ未経験でできるので、不動産会社はその人手を確保するために、未経験で採用を行うこともあります。

OTOMO
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最初は誰でも初めてです。未経験でできることを乗り越えた先には、食いっぱぐれないスキルが身につくといっても過言ではありませんので、是非興味を持っていただきたい業界です。

不動産会社に転職してよかったと実感する8つのこと【食いっぱぐれはない】

不動産業界志望者
不動産業界志望者

でも、不動産会社で働くには、宅建士の資格がいるんじゃないの?

宅建は無くてもできますが、あった方が絶対いいです。

現に、宅建を持っていない営業マンは数多くいます。

宅建士の独占業務とは?

宅建士は、「重要事項説明書の説明と記名押印」「契約書の記名押印」が独占業務です。

これは、宅建を持っていないとできません。加えて、不動産会社(宅建業者)は専任の宅建士を5人に1人以上事務所に備えなければなりません。宅建があると、業務は未経験でも、かなり有利に働きます

採用が難しいから

不動産会社といえば、まず大手不動産会社が思いつくでしょう。

特に、三井不動産さんや三菱地所さん、野村不動産さんなどは、分かりやすい商業施設やビル・まちづくりを行なっており、企業イメージも大変良いのではないかと思います。

そのようにブランディングも成されており、人気企業は新卒しか採用していないケースもあります。

世の中には、不動産会社は多く、令和2年度末では約12万7,000社あります。

そのほとんどがアナログな会社さんも多く、人が足りないから未経験で募集する、という会社もあります。

もちろん、不動産業界経験があったほうが、会社としても教えることも少なくて済みます。

逆に、不動産未経験だからこそ、良いアイデアが出て良い、という会社であれば、私はお勧めします。

さて、その中からどうやって良い会社を見極めるのか?

これは非常に見極めが難しいのですが、私の主観ですと、以下のような特徴があります。

  • 社名で検索した時に「●● しつこい」や「●● 騙されたetc」と出る
  • 対面した社員の人が派手
  • ホームページがない
  • 求人が「お金」や「やりがい」などに傾きすぎている

これらの会社は避けておいたほうが無難かなと思います。

加えて、投資用不動産を販売する会社に、このような特徴が多い気がしましす。

これは、業界経験がないと見極めが本当に難しいです。

次の章でお話ししますが、どういう会社であれば未経験でも大丈夫か?をまとめてみたいと思います。

不動産業界未経験者が入るべき会社

不動産業界志望者
不動産業界志望者

結局、どういう会社が良い会社なの?

これに対する私の回答としては、以下のいずれかです。

  1. 大手財閥系の不動産仲介会社
  2. 地場で歴史のある不動産会社

これらについてのポイントは、以下の通りです。

  • 仮にその会社がダメでも潰しが効く。

それぞれについて解説したいと思います。

大手不動産会社を選ぶべき理由

私の周りには、1の財閥系出身者の人は多いです。

やはり大手で学んだことがしっかり活かされていて、活躍の場が多いという印象です。

そして、既存のつながりがあるので、大手会社でしっかりとやってきている安心感、というのはとても得だなあと感じています。

仮に、その企業が合わずに転職したとしても、大手出身であれば、採用したい不動産会社は山のようにあります。

これは、確率論の話ですが、大手会社を選んだ方が失敗が少ない、というのはあると思います。

特に、情報や人脈などが豊富な大手企業で働くのは、業界未経験であればお勧めです。

特に、不動産仲介営業は、不動産仲介の営業が最もエンドユーザーに近い、基本を学べる仕事です。

地場で歴史のある不動産会社を選ぶべき理由

私は2の環境ですが、やはり長年やってきている会社だと、そのノウハウを吸収することができますし、地場の人脈もできます。

先ほど投資用マンションの会社について述べましたが、完全な営業会社だと当たり外れが大きいです。

地場の不動産会社を選ぶときのポイントは、自社で物件を管理していたり、賃料収入が多い不動産会社を狙うべきだと思います。

なぜなら、仲介手数料収入しか売り上げがないと、毎月その売上を追いかけ続けないといけず、自然と会社の雰囲気もピリピリしてくるからです。

地場の不動産会社は割とそのようなモデルで経営しているところが多いので、雰囲気を見て決めると良いかもしれません。

加えて、未経験だからこそ活かせるフィールドも大いにあります。

例えば、私の場合、非常にアナログな会社だったため、自分がITが得意なことを1年以上しつこくアピールを続けてきました。

結果として、不動産とITの分野で新しいポジションを任せてもらえることになりました。

これまで、違う業界の強みがあるという人にとっては、大きなチャンスを掴み取れる環境である、とも言えます。

結果としてですが、不動産業界は大いにビジネスチャンスにあふれているので、自分の強みがある人にはぜひトライしてみてほしいと思います。

実際の体験談はこちらもご参考ください。

【実体験】30代未経験で不動産業界に転職した私の話

まとめ

以上、不動産会社が未経験の人を採用する理由をまとめてみました。

中には、世に言うブラックな会社さんもあるかもしれませんが、それは不動産業界に限りません。

そして、その中で働いている人は誇りを持って働いていると思いますし、一概にブラック企業と一括りする風潮もあまり私は好きではありません。

自分のフィーリングもあるでしょうから、色々な人の意見を聞いた方が良いと思います。

不動産業界専門のエージェントもあるので、興味がある方は利用されても良いと思います。

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