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都市計画図とは?画像でわかりやすく解説

都市計画図…ってなに?

都市計画図は、各自治体の都市計画が示された地図のことです。

都市計画図は、縮尺2,500分の1以上の平面図で、自治体ごとに作成されます。

まちづくりを積極的に行っていく「市街化区域」や、土地に建物の規制がある「用途地域」などが示されていて、土地の権利者が簡単に判断できるものでなければなりません。

都市計画図のイメージは、このように地域ごとに色付けがされている地図のようなものです。

インターネットでも見ることができますが、自治体によっては、非常に見づらい場合があり、実務でも都市計画を調査するのに苦労することがあります。

大阪市の場合は、マップナビ大阪というネットシステムが公開されていて、簡単に調べることができます。

自治体で購入できることが多く、役所に行けば備え付けのものも見ることができます(※例 泉大津市HPから引用)。

都市計画とは?

また、都市計画図は「都市計画」というまちづくりの計画をもとに作成されています。わたしたちは普段なに不自由なく暮らしており、よほどのことがない限り、明日いきなり隣地に大きな工場が立つこともないでしょう。

都市計画を簡単にいうと、下記のような計画を立てることです。

①まちづくりする場所をきめる
②その場所が決まったら、具体的にルールを作っていく
③道路・公園・下水道を整備する
④バラバラに立っている建物を整備して再開発する

都道府県、市区町村ごとにここはまちづくりをしていきましょうというエリアと、ここは農地を残してくださいね、開発をしないでくださいというエリアに分かれており、それを知ることは住宅を売買する上でも大切なことになります。

よりよいまちづくりをしていきましょう、という考えのもとで定められるのが都市計画であり、それをわかりやすく図で表しているのが都市計画図、ということになります。

用途地域とは?

用途地域は、建てられる建物が制限されるエリアを定めるもので、13種類の地域があります。

住居系・商業系・工業系の3つの種類に分かれています。

都市計画図を見ることで、自分の住んでいる地域の用途地域もわかりますし、売買をしようとするエリアの用途地域もわかります。

今売りに出ている土地で3階建の建物は建てられるのかな?

このような場合、用途地域で建物の規制を確認しておかなければなりません。建てられる建物の高さも用途地域ごとによって異なりますので、用途地域は、売買においては非常に重要な要素の一つです。

よければこちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ

以上、都市計画図について解説してみました。

ご自身が住んでいるところの用途地域なども確認できますので、ご参考になりましたら幸いです。

こちらの本もおすすめです。

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