こんにちは、不動産のOTOMO(@zebrakun24)です。
宅建試験超直前期。
この時期は私も受けた時は、42点で合格することができましたが、試験を受ける前は、壮絶なプレッシャーで不安でいっぱいでした。
でも今思えば、不安がいっぱいな人は合格に近い証拠です。
ここまできたら、あとは普段通り、やるべきことをやりながら過ごしていくのが良いと思います。
今回は、私が超直前期にやっていたことを整理しながら紹介していきます。
宅建試験1週間前にやってよかったこと
宅建1週間前。
これは緊張がピークに達するころです。
重要だけど苦手な分野の克服
これまで自分が繰り返してきた過去問や模試の中で、間違った問題のみをひたすら解きます。
私の場合、LECのウォーク門を愛用していたのですが、このようにふせんをぺたぺた貼っていました。この作業は、宅建試験前日にも生きてくるので、おすすめです。
過去問を演習していると、何度も間違える問題というのが、必ず出てきます。
その問題を、プロセスも踏まえて回答できるようにすることを最優先にします。
私の場合、答えを覚えて正解している、といったものは「誤」としてとらえて、説明までできて初めて「正」としていました。
特に、過去問を回している人が注意しなければならないのは、答えを暗記したり、4択の中で消去法で覚えてしまっているところです。
必ずプロセスを確認しましょう。
更に、何度も何度も間違える問題については、エクセルなどにまとめておいて、印刷しておきました。
これは、ご飯の時も、いかなる時も携帯し常に見返していました。
自分しか見ないので、自分が分かればOKです。
自分の弱点がつまったマイオリジナル論点なので、試験前日も利用することができます。
これも1週間前に作成しておいて重宝しました。
暗記科目に注力&民法に注意!
また、この時期に民法をガッツリと勉強するのはおススメしません。
優先順位は、宅建業法と法令上の制限が最優先です。
特に、暗記科目として以下は直前期は得点が伸びやすい分野です。
細かい数字に注意です。
- 重要事項説明書の記載内容
- 契約書の記載内容
- 建築基準法
- 税金
- 国土利用計画法
- 宅地造成等規制法 など
自分がまだ覚えられていない数字などがあれば、チェックしておきましょう。
そして、民法の深堀は避けましょう。
民法が得意で起訴が固まっている方であれば良いですが、民法には理解が伴いますし、勉強しても必ず試験に出るとは限らないためです。
民法があまり手つかずという方は、この時期に注力するのはおすすめできません。
私は、がっつり抵当権や代理を勉強していたのですが、本試験で出ませんでした。
今は行政書士試験にチャレンジしているので、振り返るとやってよかったと思いますが、宅建合格を追及する上ではやはり優先順位を守らねばなりません。
ただし、権利関係の中でもコスパがいいところがありますので、そこはやっておくことをお勧めします。
それは、借地借家法と区分所有法です。
これらは、毎年必ず出ている分野で3点あります。
ここは必ず得点したい分野ですし、試験では繰り返し同じ論点が出題されていますので、この3つを最優先で行いました。
- 宅建業法
- 法令上の制限
- 税、その他
- 5問免
- 借地借家法
- 区分所有法
1週間前の同じ時間に模試を受ける
私は、過去問を解きまくっていたので、過去問ではないオリジナルの予想模試を探していましたが、宅建業界で有名なみやざき先生の模試を受けました。
毎年、オリジナル模試が公開されると思いますので、購入して、あえてうるさいサイ●リヤやガ●トなどのファミレスでシミュレーションしていました。
ポイントは、集中できない環境で同じ時間に演習をすることです。
日曜日、普段は仕事でしたが1週間前は有給を取りました。
これは、得点を取る事もそうですが、問題演習のシミュレーションが大切です。
本番では、予想不可のことが起こりますから、なるべく動じないことが大切です。
私は、普段の模試を90分で解くようにしていました。
普段の模試はそれで終わりましたが、本試験は110分ほどかかりました。そのため普段は、10分程早く解く練習をしておいてよかったです。
点数配分はこちらも参考になると思います。
後述しますが、良く知らない会社の演習や模試を受けることはおススメしません。
スキマ時間はすべて宅建の勉強にあてること
いよいよ本詰めのとき、私は、スキマ時間をすべて宅建に使っていました。
スキマ時間とは、以下のようなものです。
- 移動時間・・・BluetoothイヤホンでYoutubeのチャンネルを見る
- 運転中・・・ 自分の苦手科目の解説音声を流し聞きする
- 通勤中・・・ LEC問題集を手に持ちながら、ふせんを貼っているところをひたすら見返す
宅建1週間前にやってはいけないこと
逆に、これだけはやめておこう、というお話です。
この根拠は、私が1回目の受験の時、まさにやってしまい、試験に落ちた経験があるため、あれはやらなきゃよかったな~と思うことです。
新しい問題集を買うこと
宅建の直前期になると、あれもこれも欲しくなってしまいます。
直前の絶対合格5~10点講座とか、直前期総まとめ問題集とか、色々あります。
Youtubeを見ていると色々な情報が入ってきます。
しかし!
そこをぐっとこらえて新しい問題集に手を出すのを控えてください。
私はこれで1回目の試験の時失敗しました。
今は情報がどんどん入ってくる時代なので、SNSで他の宅建資格アカウントを見るたびに、これもやっておいたほうがいいのでは?と思いがちです。
この1週間前というのは、新しい知識を入れるのに適しません。
今まで大切に、大切に積み上げてきた時間と過去問の演習を大切にしてください。
その方法で間違っていません。
本質は、繰り返し学習し記憶を定着させることです。
新しいことを取り込むより、苦手な部分の克服に力を入れましょう。
知らない会社の模試をうけること
これもあまりお勧めしません。
私の1回目の試験のしくじりです。
宅建試験をやっている会社や講師の先生というのは、数えきれないほどあります。
そして、これらを、あせって直前期に受けると、
模試は、予備校が、今年も問題も当てました!という実績を作りたいため、かなり突飛な問題を作る事もあるそうです。
そのため、自分がこれまで使っていた問題集の出版社の模試があれば、そこに統一したほうが良いです。
TACならTACの模試。
LECならLECの模試。
という風に。
間違っても、5回の模試を5社違ったところで受けるということはやめたほうがいいです。
1週間前は、自分が慣れている教材を中心に、模試を受けるとしたら、自分が使っている教材に合わせて模試を受けることをお勧めします。
宅建試験前日にやって良かったこと
次に、宅建試験前日にやったことです。
前提として、残りの限られた時間で出来ることは多くありません。
私は、以下のように優先順位を決めていました。
- 体調管理
- 今までやってきたことの整理
- 暗記科目の記憶
これまで、どれだけ頑張ってきたとしても、翌日体調を崩してパフォーマンスを発揮できない、となれば水の泡です。
その上で、以下、結果的にやってよかったな、と思うことを挙げてみます。
会場の下見をする
まず、前日にやっておいて良かったのは会場の下見です。
宅建試験に申し込んでいれば受験票に、受験場所が記載されていると思います。
私は当日、1時間30分前に会場につくと決めていましたが、以下の点をチェックしました。
- 自宅から会場まで何分かかるのか
- 最寄り駅から会場の行き方
- 周りにコンビニはあるか?お昼を食べられるか
会場の中を見ることは出来ないと思うので、翌日何時について、どこの店で食べ物を買うかなどをシミュレーションします。
周辺環境をチェックするのがおススメです。
持ち物チェック
また、当日忘れてはならないものは何といっても持ち物です。
必ず必要なものは以下の持ち物だと思います。
- 受験票
- 鉛筆(B)3本
- 鉛筆削り
- 腕時計
- 消しゴム
これらを、翌日寝る前に、鞄の中に入れておくか、机の上に置いておきましょう。
なお、私はこれに加えてラムネを持参しました。
ブドウ糖を補給することで、頭のはたらきを良くする狙いでした。
ちなみに、電子機器は、たくさん持っていかない方が良いです。
試験会場で、袋に入れて提出しなければなりませんので、極力1台持っていくことをお勧めします。
私は2台、携帯を持っていきましたが、電源を切り忘れてなかったかな・・・というのが試験中気になったりしましたので、、、
当日見直す部分に付箋を貼る
ここまで何度も問題集を繰り返してきた問題集をベースに、翌日見直す部分をピックアップして付箋を貼っていました。
先ほど紹介したものです。
試験は午後からですので、直前まで時間があります。
その時間を有効に使えるかで1,2点変わる事もありますので、その時に慌てないよう、上記のように前日から準備をしておくことが大切です。
これは私的にやってよかったことでした。
時間配分のシミュレーション
私が1回目の試験で2点足りずに不合格だった原因。
それは、時間配分のシミュレーションが甘かったことです。
具体的には、すべての問題に等しい力をかけた結果、いわゆる捨て問にかなりの時間を費やしてしまったのです。
結果として、時間が間に合わず
以下は、合否をわけるとっても大切なことです。
確実に取れる問題からとく事。
そして取れない問題は捨ててサッサと次に行くこと。
です。
私は(5問免除)→業法→法令上の制限→税金→問14から問1に向かって解いていく
という方法が良かったです。
問1は例年トラップ問題が多いので注意です。
以下の記事では、より具体的に紹介していますので参考にしてみてください。
夕食はコンビニ弁当ですませる
頑張ってきた人ほど、翌日の万が一が起きてしまったらどうしよう、、と心配になるかもしれません。
少なくとも私はそうでした。
特に、明日のパフォーマンスを最大限に発揮するには何が良いだろうと考えました。
色々悩んだ結果、コンビニ弁当を食べました。
医学部受験をした知人に聞いた話なのですが、有名な塾の講師で受験の前日はコンビニ弁当を薦められたとのことでした。
なぜかというと、おなかが痛くならないように出来ているそうなのです。
(聞いた話なので自己責任でお願いします。)
早めにお風呂に入って寝る
後は、ほどほどにして早めにお風呂にはいって寝ましょう。
夜中に遅くまで無理して何かを詰め込んで翌日に影響が出ても嫌なので、私は早く寝ました。
ただ注意点としては、あまり早く寝すぎると早く起きすぎる、という点です。
22時~23時ぐらいに寝て、翌日7時ぐらいに置きました。
この辺りは人によって異なると思いますが、寝不足だった、という事態は避けたほうが無難です。
宅建試験前日にやらないほうがいいこと
逆にこれはやらないでよかった、と思うことを挙げてみます。
新しい情報を取り入れること
試験直前になると、知識の抜け漏れが気になる事かと思います。
ここでやってはいけないことは、新しい情報を取り入れること。
その情報がノイズとして入る事で、せっかくこれまで積み上げてきたものが崩れてしまう可能性があります。
今までやってきたことを大切に、中心にしながら最終調整を行うべきです。
コーヒーを呑むこと
カフェインを取るのはあまりオススメしません。
私は受験勉強をよくファミレスやカフェで行っていたのですが、コーヒーはお供として外せませんでした。
コーヒーを飲むと、トイレが近くなるので、できれば試験間近は控えたほうが良いと思います。
コーヒー好きの方も、この日はコーヒーの代わりに好きな飲み物を飲む!と決めて、カフェインがないものをおすすめします。
最後に
私は万全のコンディションで挑んだにもかかわらず、当日の試験で頭が真っ白になりました。
何があるのか分からないのが本試験当日です。
それでも深呼吸して、普段通りの自分を心がけることで必ず道は開かれてきます。
今不安になっている人ほど合格が近い証拠です。
何もしていない人が不安になることはありません。
本番は、余計な事を考えず、これまで支えてくれた周りの人に感謝し、ひとまず試験でベストを尽くす!
そのような心持ちで試験会場に向かっていけると良いのかなと思います。
逆に愉しむぐらいの気持ちで、絶対大丈夫、と言い聞かせましょう。
皆さまのご健闘心よりお祈りしております!
当日を迎える方へのメッセージも書きました。