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【実録】宅建登録の流れを写真付きで解説!大阪で登録に行ってきた!

宅建に合格!これでようやく宅建士と名乗れるぞ!

これ、間違いなのです。

正確には宅建に合格して、宅建士に登録をし、宅建士証をもらってから、ようやく宅地建物取引士として名乗れます。

合格してからも、色々やることあるのです。今回は、筆者が実際に宅建士になるまでの流れを、追っていきたいと思います!

私は大阪なので、大阪を例に解説していきますね。

OTOMO
OTOMO

とにかくややこしいです・・・

宅地建物取引士登録の流れとは?

まず、試験に合格しても宅地建物取引士と名乗れません

これ、注意してください。

手元に宅建士証がないと名刺に宅地建物取引士と書いたらダメなのです。

宅建士に登録できる要件は大きく3つ

  1. 登録申請前10年以内に2年以上の宅地建物取引に関する実務経験のある方
  2. 登録申請前10年以内に国土交通大臣の登録を受けた登録実務講習機関が行う講習を修了した方
  3. 登録申請前10年以内に国、地方公共団体またはこれらの出資法人において、宅地建物の取得、処分等に従事した期間が2年以上ある方

ほとんどの方が①か②に該当するかと思います。

宅建登録がなぜめんどうくさいのか?登録には実は2ステップある

一度書類を出したら、そのまま宅建士証が送られてくるわけではありません。

大きく2ステップです。

  1. 登録申請(約5週間)
  2. 宅建士証の交付申請(約1〜2週間)

①で登録をして、②で宅建士証をもらうのです。

手間がかかりますが、国家資格なので、仕方ないです。

頑張っていきましょう!

宅地建物取引士「登録申請」に必要なもの

私が実際に手続きに用意したのは、以下のものです!

必要なもの

  1. 登録申請書
  2. 顔写真(注意!)
  3. 手数料(37,000円)
  4. 誓約書
  5. 身分証明書(注意!)
  6. 登記されていないことの証明書(注意!)
  7. 住民票抄本
  8. 合格証明書の原本及びコピー
  9. 実務経験を証する書面
  10. 従業者証明書のコピー及び原本

この2番と5番、6番に要注意です。

注意点

2番は、ステップ1の後のステップ2で3枚使うことになります

それ、早く言ってよ〜状態なのですが、あらかじめ4枚セットの写真をスタジオなどで撮るか、駅前の写真機で撮るのが良いでしょう。これは、私が事前に一番知りたかったことです。

5番の身分証明書は運転免許証ではありません。後ほど述べますが「2種類」の身分証明が必要なのです。

加えて6の登記されていないことの証明書とも区別が必要です。

私、ここを勘違いしていて、かなり時間がかかってしまいました。

誰も教えてくれない、というかわかりづらいんです・・・

宅建士登録に必要な書類

一つずつ解説していきます。

登録申請書

まずは、登録申請書です。

これは、大阪府の場合はホームページからダウンロードできます。

これは、自分で書きます

書き方はホームページにも載っているので、簡単です。

顔写真(注意!)

次に顔写真を用意しましょう。

おすすめは4枚セットです!

理由は先ほども述べましたが、ステップ2の宅建士証の発行で3枚使うからです。

手数料

37,000円必要です。

誓約書

誓約書です。

身分証明書(注意!)

ここが一番わかりにくいのですが身分証明書が2通あります。

具体的には以下の2つです。

  1. 成年被後見人及び被保佐人とみなされる者に該当しない旨の証明(禁治産者、準禁治産者でないもの)
  2. 破産者に該当しない旨を証明したもの

これは、本籍地の市区町村で発行されます。

私は、本籍は大阪ではないので本籍地の市役所と郵送でやりとりしました。

勘違いしていて、この2通を1通ずつ取り寄せる、という失敗を冒してしまいましたので、ぜひ気をつけてください。

登記されていないことの証明書(注意!)

成年被後見人及び被保佐人とみなされるものでないことを証明したもの

これは、法務局で取得します。

住民票抄本

住民票はコンビニでも取れますね。

合格証明書の原本及びコピー

実務経験を証する書面

これは、勤務先の会社に書いてもらいます

また、実務経験は、以下のような記載があるので引用します。

実務経験とは、顧客への説明、物件の調査等、具体の取引に関する業務しか認められません。総務等の顧客と直接の接触がない部門の期間は算入できません。

大阪府HP
実務経験が2年未満の場合は?

実務経験が2年に満たない場合は、別途登録実務講習を行うことで、2年に満たなくても登録をすることができます。詳しくは、こちらをご覧ください。

従業者証明書のコピー及び原本

宅地建物取引業者に従事されている方のみ必要です。

宅地建物取引士の登録が完了すると?

このような葉書がきます。

無事、登録が完了したことのお知らせです。良かったです!

次は宅建士証交付申請へと進みます!

葉書に詳しい進め方が書いていますので、以下で説明していきますね。

宅地建物取引士「宅建士証交付申請」に必要なもの

続いて宅建士証申請に必要なものです。

  1. 宅地建物取引士証交付申請書
  2. 法定講習免除者カード
  3. 交付申請書預かり票(2とセット)
  4. 顔写真(3枚)
  5. 運転免許証・パスポート等の本人確認書類コピー
  6. 資格登録通知書のコピー
  7. 合格証明書のコピー
  8. 返信用封筒(404円分の切手を貼り付け)
  9. 交付手数料(4,500円)

謎にもう一度出さないといけない書類もあったりしますが、もう一踏ん張りです!

宅地建物取引士証交付申請書

こちらです。私は試験後、すぐに出したので受講免除とされています。

法定講習免除者カード

こちらは、同封されているものです。

交付申請書預かり票(2とセット)

法定講習免除者カードの複写式になっていますので、一緒に出します。

証明写真

カラーで同一のもの3枚です。

2枚は、上記の書類に貼りますが、このうちの1枚が宅建士証に使われます。

バシッと決めましょう。

運転免許証・パスポート等のコピー

写真のある面だけでOKです。

資格登録通知書のコピー

先程の葉書のコピーを送ります。

宅建士合格証明書のコピー

もう一回、送ります。

返信用封筒(404円分の切手を貼り付け)

返信用封筒(404円分)です。

自分の住所と名前を書きましょう。

交付手数料(4,500円)

ここでも交付手数料が発生します!

これで最後!

宅建士証交付申請の準備ができたら

これらを現金書留封筒に入れて送ります。

この中に返信用封筒も入れておきましょう!

郵便局に行ったら手配してくれます。

また、この現金書留自体にも数百円かかるのですが、本当にこれらの手続きはデジタル化してほしい(心の声)です。

ここまで終わればあとは宅建士証を待つのみです!

宅地建物取引士へ!宅建士証をゲット

上記を送って待つこと1週間。

無事、到着しました!!

▼実物

これで正式に宅建士と名乗れることになりました。

試験に合格してからも、少々手間がかかりましたが、あとは5年おきに更新が必要です。

「国家資格」である宅建士の重みを感じますね。

なお、資格は取得しただけでは意味がありません。

ここから、この資格という武器を活用してどう年収を上げていくか?がキモになります。

金融業や、自身の実生活でも宅建は生かすことができますが、やはり一番活用できるのは不動産業界です。

宅建を取ったら、不動産業界で年収を上げて、どんどん実績を積んでいきましょう!

それにしても疲れましたが、一安心でした。

これワンストップでできそうな気もしますが、、そこは触れないでおきます。

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