不動産ライター・編集者募集中

不動産業界ではゴルフや飲み会に参加しないと働けないのか?

不動産会社に入ると、いろんな付き合いをしなければいけない。

タイトルのようなことを思われている方は多いのではないでしょうか。

事実、ゴルフ・麻雀・飲み会が多い不動産業界です。

しかし、それは必須のスキルではありません。

私は、ゴルフや麻雀を不動産会社の人とやったことがありません。人により考え方や状況が異なりますので、あくまで一つの考え方としてこの記事が参考になれば幸いです。

この記事のポイントは以下の3点です。

  1. ゴルフや飲み会を目的にしてはいけない
  2. 自分は何をすべきか?の軸を持っておく
  3. 人生の優先順位を考える

これらの3つを踏まえながら、今回は、完全主観で持論を述べてみます。

不動産屋たるものゴルフができないとダメなのか?

不動産屋たるものゴルフはするべき?

そもそもなぜゴルフした方が良いと言われるのか。

これは、不動産業者の横のつながりを作ることが大きいです。

不動産業界は、業者間での売買も多く、いかに業者さんの知り合いが多いかどうかで成績にも関わってきます。要は、顔を覚えてもらった方がいいと言うことです。

ただ、私の場合、割くべき時間の優先順位を明確に決めていましたので、やっている余裕がありませんでした。

休日は幼稚園の子供の送り迎え。子供と過ごす時間、加えて、本ブログの運営と、資格勉強を行なっています。

何かに時間を費やす、と言うのは何かの時間をなくす、と言うことと同義です。

結果、肩身が狭くなっているのか?

全く狭くなっていませんし、むしろ色々なことを断れて、やりたいことに全力を注げるようになっています。

その代わり、業界外の独自のルートを作ったり、WEB上で自分の情報発信をすることは怠りませんでした。

誤解しないでいただきたいのは、ゴルフを否定するわけでも人との交流を軽視するわけでもありません。それはむしろ仕事を進める上でとても大切なことで、そこが抜け落ちてしまっては足元を救われます。

周りでゴルフを行かれている方は、頻度の差はあれど、1日を使うことになります。

本音を言えば、私もゴルフを楽しみたいので、ゴルフセットは持っています。いいセットを知人から譲ってもらいましたし、すぐにプレーできる環境にあります。

しかし、私の人生の優先順位において、ゴルフはいますぐできなければいけないか?そう自分に尋ねたときに「別に今じゃなくていいんじゃない?」という答えが返ってきました。

周りはゴルフ好きな方が多いので、やれば得することも多いだろうなあと思います。私の人生設計の中で30代めちゃめちゃ頑張って、40歳ぐらいで余裕を作ってやれたらなあ、そんな想いです。

今の自分にとっては、ゴルフをすることで、自身の取れる時間がなくなると思い、ブログや資格に全集中しています。

ゴルフがいい悪いという話でなく、必要に応じてコミュニケーションをとる場に参加することも大切です。私も物理的に可能な場合は飲み会などには行きます。

あまりに合理的に割り切りすぎると、逆に居場所がなくなるので注意が必要です。人間関係で成り立つのが仕事です。白黒ハッキリしすぎずにバランスを見て動きましょう。

人脈とはなにか?不動産屋がゴルフや飲み会に行く理由

人脈とはなにか?不動産屋がゴルフや飲み会に行く理由

ゴルフや飲み会が重要とされるのは「人脈が大切」だからと言われます。

この人脈の意味を理解していなければ、私はゴルフや飲み会に仕事を求めに行っても成果は少ないと感じます。

ゴルフで知り合った人と仕事になった、とよく聞きますし、取引先とゴルフに行って商談がまとまった、と聞きます。

だから人脈形成につながる、と。

ただ、私が思うのは、結局知り合ったところでギブできるものがないと関係性は続かない、ということなのです。

強みがある人同士でしか、関係性というのは成り立たないのです。

私自身、その本当の意味に気づいたのは30歳の時でした。遅いですが。

すごい人と知り合ったとしても、相手が自分と付き合うメリットがなければ付き合いません。

そのメリットはなんでしょう?

不動産で言えば、情報を持っている、いい案件を回してくれる、いい情報をくれる、など。

相手が持っていない何かが必要です。

それがないまま、ゴルフ、飲み会や交流会などあらゆるところに顔を出しても、結局徒労に終わってしまいます。

単純な趣味としてする場合は別として。

これは、自身で起業したこともある筆者が言うのですから間違いありません。笑

ゴルフで知り合う以前に、私がするべきことは、自分のスキルを伸ばすことでした。

私のような凡人は、一つの分野で競争しても勝つことはできません。

私は「不動産売買」という経験と「マーケティング」の経験、「人より転職回数が多い」と言う軸で、自分の市場価値を上げていきたいと思っています。

どれも特に飛び抜けてすごい才能とかがあるわけではありません。

至って普通ですが、これを100万分の1戦略と名付けます。

これを「不動産一点張り×ゴルフ×飲み会」で営業成績を最大化するNO1戦略をとることもできます。

頂点を目指したい、結果をなんとしても出したいという方は、ゴルフでも飲み会でも積極的に行くべきでしょう。

考え方は人それぞれだと思います。

なので、私は不動産業界に入って最初の2年、全く会社の人とゴルフ行ったこともありません。

結局、自分にとって何が強みか、そして優先順位はどこにあるのか。

ここを、世間一般がどうか、ではなくて自分はどうなのか?を理解せねばなりません。

付き合いだから、と言って全てに取り組んでいると、この世には無限の娯楽があるので、時間もお金も飛んでいってしまいます。

不動産屋でゴルフや飲み会に行かないと出世できないのか?

幸か不幸か、不動産屋は数字が全て。

特に業界に入ったばかりの時は、目の前の仕事をする中で、結果が出ないこともあります。

というか、最初の半年はまず結果が出ません。

数千万円の不動産を買いたい人など、そう簡単にマッチングしません。

そのときにゴルフでもして営業したら?と言われます。

別に拒否していたわけではありませんが、私はゴルフはしませんでした。

ゴルフができる=ずっと誘われ続ける対象になる

と言う印象を与えてしまうので、家の事情でできないと言うことにしていました笑

そもそもゴルフよりも身近なお客さんに営業というか、関係構築した方が良いだろうと。

結果いろんな方に恵まれて、成績も上げることができました。

出世というのは「上の人に気に入られる」もしくは「数字を上げる」ことをすると確率が高くなります。

気に入られる、と言うのは別にごまをするわけではなくて、「あ、こいつ便利だな」とか「必要だな」と思ってもらうこと。

例えば、外国人のお客さんが多い会社で、英語ができるのは唯一自分だけ、とか、面倒くさい仕事を率先してやってくれる、とかですね。

相手にないもの、かつ喜ばれるものを自ら磨き上げていくのがビジネスの本質だと私は思います。

ゴルフで仕事になるのは、元々相手に提供できるスキルや商品を持っているからと言う点を忘れてはいけません。

いつもゴルフに行くけど成績はあまり上がらないと言う人を、上司であれば評価するでしょうか?

ゴルフや飲み会はあくまでコミュニケーションの補助であり、本質は自分自身の器や能力を上げることにあるのかなと思います。

不動産業界で求められる人材になるために

不動産屋にゴルフや飲み会が必要か?という問いに立ち返ります。

圧倒的な結果(NO1戦略)を出したかったら必要、オンリーワン戦略を取るのであればやるという結論です。

なお、不動産業界の中でも宅建士は40代以上の方が多くいらっしゃいます。

宅建士は40代以上が8割超え!?不動産屋はベテランが多いのかデータで検証

時代が変わるとともに、人々の嗜好は変わり、ライフスタイルも変わっていきます。

その中でこれからやっていく人材になるためには変化できる人材になること。

私自身は、不動産屋として一人前、と言われるようになったらゴルフを本格始動してみたいと思います。

最後に、冒頭の結論をもう一度出します。

  1. ゴルフや飲み会を目的にしてはいけない
  2. 自分は何をすべきか?の軸を持っておく
  3. 人生の優先順位を考える

結局は、自分次第で人生はどうとでもなります。

重要なのは、意思と行動。

ゴルフに行ってみたいと思うのであれば、行く。

他にやるべきことがあるのであれば、それをやる。

シンプルな感じでいいんじゃないかと思います。

しかし、いつの時代も仕事は人と人。人付き合いなくしては何事も成り立ちません。

そこだけは忘れずにいたいと思います。

X(旧Twitter)では、ほぼ毎日不動産関連のニュースを配信中です!
ぜひXフォローしてください♪