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ウォーク問だけで宅建40点以上取った使い方を徹底解説

本記事はPRを含みます。

宅建独学者
宅建独学者

宅建を独学で受けるとき、過去問は何を使えばいいだろう・・・

これは、独学者であれば必ずぶち当たる問題です。

この問いに対する結論ですが、LECの出る順シリーズのみで40点以上到達することは可能ということです。

というのも、筆者である私、不動産のOTOMO(@zebrakun24)は2回受験し、1回目は色々なテキストに手を出しすぎて失敗した経験があります。

2回目は、LECの出る順シリーズのみを徹底的に極める勉強法中心に切り替えた結果、模試では45点以上を連発し、本番でも40点以上で合格点をとることができました。

私はLECさん激推し派ですが、使う問題集はなんでも構いません。

ここでお伝えしたいことは、適切な問題集を極めることの大切さ、です。

私がどのようにして、問題集を利用していたかも踏まえて、解説していきたいと思います。

こちらも合わせてご覧ください。

【2023年合格目標】宅建取得は独学?通信講座?勉強方法を解説します!【宅建士監修】

LEC出る順宅建士とは?

出る順宅建士は、大手専門学校のLEC東京リーガルマインドさんが発行されている過去問題集です。

出る順、とはその名の通り、出る順ごとに整理されている、という意味で、独学者には大変助かる構成になっています。

「ウォーク問」という名前は、いつでもどこでも場所を選ばずに活用できる、という意味だそうで、まさにその通りだと実感します。

独学受験者も多く使う問題集となっています。

私が実際に使用していた問題集

なお、これらは問題集ですが、他にも一問一答式など様々なパターンの種類があります。

私が使用したのは、上記の「過去問題集シリーズ①②③」とそれに対応する「解説テキスト①②③」です。

私の勉強法

まずはLECの過去問3冊テキスト3冊を徹底追及!

▼合格テキスト

▼合格過去問

ウォーク問(LEC出る順宅建士)が優れている理由

私が一度目、宅建に失敗したときは、ウォーク問を使っていませんでした。冒頭でも述べましたが、色々な問題集に手を出しすぎていたのもあり、要領が良くつかめませんでした。

その失敗談を踏まえてウォーク問を選択して良かった、と思える理由がいくつかあるので、ご紹介します。

優先順位が付いている

独学の一番の問題は、優先順位が分からないことです。

例えば、2015年の過去問をやってみよう!と思い立ったはいいものの、実際に解いてみて、どの問題に注力すべきか、を独学で判断するのはかなり難しいです。

よっぽど資格勉強に慣れていない限り、新卒で会社に入った時のように、何からやればいいかさっぱり状態なのです。

その点、ウォーク問では、問題ごとに重要度が以下のように分かれています。

  • 特A・・・めちゃめちゃ重要!
  • A ・・・とても重要!
  • B ・・・そこそこ重要!
  • C ・・・解けなくても気にしない

これらが視覚的に分かります。

さらに、問題肢ごとにも重要か、そうでないかも加わっており、ただ単に4択ではなく、1つずつの問題をしっかり理解できているかどうか、の優先順位づけにもなります。

例えば、このような形です。

★1 (解説)

 2 (解説)

 3 (解説)

★4 (解説)

この場合、2と3は優先順位が低いと自分で判断できます。

つまり、優先順位が高いところから自分で勉強することができ、この点が独学に向いていると判断できるポイントです。

問題集が分野別に分かれている

ウォーク問の特徴は、以下になっています。

  1. 権利関係
  2. 宅建業法
  3. 法令上の制限、税・その他

それぞれ中々のボリュームですが、このボリュームを直前期まで回転し続ける、というのは自分自身の自身にもなりますし、試験が近くなる程活躍します。

例えば、私はある時、模試で自信があった業法分野の点数が悪かったので、次の模試までにウォーク問の業法パートをもう1周する!と決めて取り組む、などといったように分野別に攻略できます。

また、当然「宅地建物取引士」や「重要事項説明書」といったように単元ごとに復習する事も可能です

過去10年以上前の問題も掲載されている

次に、10年以上前の問題も掲載されている点も魅力的です。

宅建試験は昔から続いていますが、過去10年分の問題集だと、直近10年分のものしかカバー出来ません。

ウォーク問は、過去の広い範囲から、例えば1996年の問題でも、良問であればセレクトしてくれています。

テキストと完全リンクしている

また、問題集を解く中で大切なことは効率です。問題を解くたびにどのページだったかな?と復習していくのは非効率です。

ウォーク問は、問題の解説欄に、問題集の●●ページというように見やすくなっています。テキストのページを探す時間も大変ですから、この機能に私は大変助かりました。

LEC出る順宅建士の活用方法

移動中(通勤電車)での活用

宅建を受験する方のほとんどは社会人の方かと思います。または育児や家事などでなかなかまとまった時間が取れない、という方も

私も平日は8:00〜20:00まで仕事、休日は2歳の子供と遊びながら勉強をする毎日でした。

なので、隙間時間をいかに使うかという話になりますが、私にとっての隙間時間は通勤電車でした。

片道1時間程あったので、この時間をいかに有効活用できるか、が勝負です。

その時に、座れればいいですが、当然立っている時もあります。

この問題集はB5のコンパクトサイズなので、立ちながらも作業できます。

著作権保護のためモザイクかけています

手前に見えるものは、リュックを前がけしています。職種にもよりますが、手で持つタイプのカバンは片手がふさがるので、中々勉強できませんでした。

今はビジネスリュックでも色々なものが出ていますので、通勤でいかに両手を開けるかにこだわりました。

私、1回目に受けた時は、座れない時は、動画を見よう、と思ってYoutubeを中心に勉強していました。

なんとなくわかった気になるのですが、今気づくと、演習がスッポリ抜けていました

そのため、座れない時こそ勉強するチャンス!と自分に言い聞かせて、朝ホームについたらカバンから問題集を取り出して、問題を解いていくことを毎日の習慣にしていました。

なお、私は、解答をA4用紙の紙を4分の1にして、そこに解答していきました。

最初は違和感がありますが、慣れるとその作業をしないと気持ち悪い!という風になります笑

テキストも重要!

なお、問題集を解いたら、必ずテキストも反復することが大切です。

私は、立つ時に問題集とテキストを両刀使いしていましたが、解いたら見る、解いたら見る、という繰り返しがとっても大切です。イメージの写真を付けておきます。

左に問題集、右にテキストで常に開きっぱなしで進めていく

まずは最低3週を目指す

まず、問題集は量です。

ただ解くだけでは身につきませんが、最初は量をこなさないと何が分からないか分からない状態だと思いますので、最初は答えが分からなければ問題を見る、を繰り返すだけでも効果はあります。

1冊分で問題が150近くあると思いますので、仮に1日15問を目標にすれば、10日で1周が終わることになります。

そして、難易度Cについては最初は飛ばしてください。

じっくり1ヶ月かけて問題集を終わらせるよりも、10日×3周で回した方が記憶に定着します。

そうして周回を行う中で、日付とマルバツを記録しておきましょう。ウォーク問には、マルバツを書く欄もあります。

間違ったら空欄に日付と×を、これが直前期に生きてきます。

私は、都市計画法が苦手でしたので、以下のような感じになりました。

5/1 × 6/1 × 7/1 ×

逆に、宅建業法の簡単な分野では、以下のようになります。

5/1 ○ 6/1 ○ 7/1 ○

このようにして、自分の得意分野と苦手分野をあぶり出していきましょう。

間違ったところだけ解く

苦手なところがはっきりしたら、その点を中心に復習していきましょう。

5/1 × 6/1 × 7/1 ×

のような問題がいくつかあると思います。

その点を中心に、問題+テキストで補充していき、特に苦手な分野や分からない用語は、随時調べていきます。

テキストに詳しく書いていない用語は、本ブログやYoutubeも参考にして画像や音でイメージを掴みましょう。

例えば、私が苦手としていた都市計画法では、「特定街区」という言葉が出ていましたが、中々テキストでイメージがつかめませんでした。

しかし色々調べると、池袋サンシャイン60大阪にもあることが分かり、具体的なイメージがつかめました。実際の事例と結びつけてそれを問題集に書き込んでいくとわかりやすいです。

▼参考

特定街区とは?わかりやすく解説
過去問を解くときの注意

なお、ここでいう間違えたというのは解き方のプロセスも含みます。

4肢択一の中で、問題を解くプロセスが分らなければ、そのプロセスが分かるまで間違いとしておくと完璧により近づきます。

直前期は、模試→弱点分野別に集中強化

周回を重ねたら模試を受けてみましょう。

これは私の失敗談でもあるのですが、模試の開催時期には常にチェックした方が良いです。

1度目、私が受験を開始した時期が遅いこともあって、模試を受けたいと思った時には、すでに終了していました。

そのためよく分からない会社の模試を手当たり次第受けて、絶対試験に出ないであろう問題を多く解くことになったことがあります。

ウォーク問を教材として利用しているのであれば、LECを受けることをお勧めします。直前期にこそ、ウォーク問で修行を積み重ねた意味が大きくなります。

その点、LECの模試は、ウォーク問でやってきたことの基礎を試すことができます。

正直権利関係は取れない問題も多いですので、あまり気にせずに、宅建業法と法令上の制限の得点にこだわって模試で間違えたら復、ウォーク問でその分野を復習して再度模試を受ける、を3回程度繰り返すと大分点数が上がってくると思います。

私は直前期模試パックを購入して、5回以上受けました。

LECさんでなくとも、自分の教材に合わせた模試を受けることを強くお勧めします。

直前期には、付箋を貼ってマイオリジナル問題集にする

また、試験が近くなってくると、時間も限られてくるので、いかに間違えたところを潰すかに注力する必要があります。

そこで活躍するのが付箋です。

3回以上間違えた問題には付箋を貼っておき、直前期にそこを中心に復習します。

そして、宅建は残り1週間も重要です。

特に、何度も繰り返した方が良いところは、縦に付箋を貼り、試験当日に見返しました。

実際の見本です。

付箋だらけの問題集

なお、合っていても見返したい問題については、重要でない緑色を貼る、必ず見返す問題は赤色にする、などと付箋の色分けをすると効率が良くなります。

まとめ

以上、LECのウォーク問の活用方法を今回ご紹介させていただきました。

自分にあっている問題集やテキストであれば正直なんでもいいと思います。

大切なことは、色々な問題集に手を出さないこと。

私も色々買いましたが、自分の感覚に合うのが一番です。

書店などで色々と手にとって自分に合うものが見つかれば良いですね。

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