いつもご覧いただきありがとうございます。不動産のOTOMOです。
ブログを3年続ける事ができたので、振り返りながら感じたことを書きます。テクニック論ではなく抽象的な話ですが、ブログをやってみたい、ブログを続けているが成果が出ない、どの手段で情報発信したらいいかわからない、そんな方に読んでいただけると嬉しいです。
ブログで結果が出るには時間がかかる
データが古すぎてあまり当てにできませんが、2009年に総務省が行ったブログの実態調査では3年続くブログはわずか「3%」だそう。ひとまずその3%に入れたことにしておきます。感謝です。
結果が出始めるまでに最低半年間はかかりました。それまでは記事を毎日書いてもアクセスが1人、ブログって本当に伸びるのかな?他のSNSやったほうがいいかも?と何度も思ったものです。ブログは100記事書いてからがスタートと言われますが、量が質に変わります。私は200記事超えてから文章を書くのが上達し、今累計で40万PVを超えました。当時では考えられない数字。もっとすごい方はたくさんいますが、自分なりには結構伸びた感覚です。
まず100記事は練習期間です。その中でよく読まれる記事が出てきたり、もっと読みやすくするにはどうすればいいか?上位表示するにはどうすればいいか?考えるようになります。
ブログに初めて取り組んでみると、かけた時間と得られる結果のパフォーマンスが合わないと感じるものです。さらにSNSのように「いいね」もないので反応も見えづらい。私もこのブログを立ち上げるまでに6回ほどブログを断念しています。書いても書いても結果がでないんです。
ただ、3年間続けていると価値観に深く共感してくれる方と何名も出会うことができました。ブログを始めていなければなかった出会いです。今は動画全盛で、文字を読むことも少なくなっています。その中でブログを選んで読んでいただけることで、共感度が増すように感じています。特に記事を見て励まされていました、参考になりました、と連絡いただいたことがあり、続けるモチベーションにもなりました。
オンライン・オフライン含めて、おそらく40名以上の方とお会いしました。(Twitterからの出会いあります)3年前はこういう出会いは全くゼロでした。
ブログやSNSを続けることができると最初に結果が出なかった時期の帳尻があってきます。
ブログで得られる複利効果とは
ブログコンテンツの複利効果について。3年前はブログも、それこそTwitterも0からでした。
先述の通り半年までは結果が出ませんが、ある時急に跳ねます。この跳ねる感覚を掴むことこそブログを続けて得た大きな価値でした。量が大切な理由はこの感覚を掴むため。最低半年間は本気で頑張る価値はあると思います。それで全く結果が出ない場合は、方向性を修正する必要があります。
ここではブログの話ですが、抽象化すればあらゆる仕事に応用できますし、他のSNSにおいてもやはり量は必須です。営業や事業においても、すぐに結果が実ることもありません。「耐えて現実と向き合う」と表現しますが、結果が出るまでの時間軸を自分で体験し、仮説検証し、耐えることで見えてくる世界があります。
ブログは即効性があるわけでもなく、やらないから何かが起こるわけでもないです。Twitterのように拡散力もありません。固定費も低く誰でも取り組めますが、続ける人が少ない(少なくなってきた)からこそ、本気で取り組めばある程度伸ばすことができると思います。
ネタがない場合は、一次経験を積み、その中感じた課題や体験談を書いてみる。ブログだけのネットで完結せず、ネタの起源は現実の一次体験、自分の悩みや不から出てきます。なのでSEOや文章スキルといったテクニックよりもリアルの実績やものの見方がめちゃくちゃ大事です。文章の上手下手に限らず、熱量は画面越しに伝わります。
ブログを長くゆるく続けて価値観を伝え続ける
どのように差別化するべきか?ゆるく長く続けること自体が大きな差別化になります。
私の知人の50代の経営者方は、会社の発信のためにブログを10年続けているそうです。頻度は多くなく、1月に1回。アクセスもそこまでないみたいですが、結果的にそのブログから採用が決まったり仕事が受注できるそう。他の経営者の方からもこういう話を結構聞きます。10年間×12記事で120記事が積み重なっているわけです。10年という年月をかけることもある意味ポジショニングです。時間をお金で買うことはできません。
例えば、自身がその会社のサービスを買うとき、もしくは入社するとき、何らかの関わりが生まれるときは、ブログコーナーがあれば、目を通すと思います。逆に情報がない場合、価値観のミスマッチが起きてしまう可能性があります。事前に双方の価値観を擦り合わせられることは、長期でのお付き合いをする上でも大切なことです。
ブログは「人柄を伝えやすい」「興味がある人に届けられる」特徴があります。文体から、なんとなくこんな人かな?と価値観が伝わります。また、興味がない人には全く刺さらないのですが、逆も然りです。
アクセスが少なくても、見ている人は必ず見ていますし、自分の発信を続けることで濃いファンができたりします。恐れ多いですが、私もファンと言っていただいたことが何回かあります。人柄を伝えやすいブログは、独自のポジショニングに向いているのかもしれません。ありのままを伝えることができるので。
趣味で発信したい、問い合わせが欲しい、採用したい、収益を得たい、繋がりをつくりたい、などさまざまな目的によって運用方針も変わります。必ず思い通りに行きませんが、目的が定まっていれば方向修正はできます。結果を急ぎすぎず、自分の伝えたいことを伝えていく。ブログに限らず、Twitterでも何でも、まずは自分のできそうな領域のところでやってみる。自分なりに足掻いてみることで、先が見えてくると思います。
ブログ4年目の抱負
今は自分自身の環境が変わってきたこともあり、以前ほどブログにさく時間は減りました。好き勝手に日常をかく日報ブログもやっており、こちらの方が更新頻度は高いです。
3年間で、情報発信をすることで得られるモノを知りました。情報発信をすればするほど出会いや情報が入ってきます。自分で何かを発信したい!と思ったときに、広告費を払って告知をするのか、自分のブログやSNSで告知ができるのかは、費用面でも大きな差になります。
何らかの目的や達成したいことがある場合、また発信してみようかな?と思っている方は、ぜひブログも検討してみてください。あなたの発信が誰かに届いたり、ファンができたり、面白いことが起こると思います。
いつも読んでいただける皆さまのおかげで、本ブログは成り立っています。
まだまだ、たった3年です。4年目以降の世界はまだこれからですが、リアルで挑戦を続けながら、ブログやSNSを通して素敵な出会いを作っていけたらなと思っております。
今後ともよろしくお願いいたします!