こんにちは、不動産のOTOMO(@zebrakun24)です。
ChatGPTの台頭でコンテンツ制作の必要性はなくなるのか?
凡人の私には分かりませんが、AI時代のコンテンツ制作について考えてみます。
こんな悩みがある方はぜひ読んでみてください。
- 今からブログってオワコン?
- 情報発信したいけど、AIに取って代わられるのか
- どういうコンテンツ作ればいいの?
- 新しいことやりたいけど何やるべき?
今回記事を書くきっかけを与えていただいた恵比寿の不動産卸さんに感謝します。ためになるツイートばかりなので、まだの方はTwitterのフォロー推奨です!Twitter→@EBISU_ESUTATE
目次
AI時代のブログ運営について
ChatGPTが話題になってから本ブログの「検索エンジンからのアクセス」は確実に減っています。
私もChatGPTを利用しますがめちゃくちゃ便利。リサーチに重宝し、確かに検索エンジンは要らなくなるかもしれません。
少し昔を振り返りると、私がiPhoneを初めて手にしたのは確か12年前の大学生時代でした。そこからSNSが爆発的に普及し、LINE・Twitter・Facebook・インスタ・Youtube…etc 色々出てきました。
新しいSNSが出てくるたびブログはオワコンではという議論が何度もなされています。
私はその度にブログはもう終わりなのかと思い、新しいツールに手を出してきましたが結局続きませんでした。
これはツールがどうこうではなく、私の考え方に問題があったと考えています。
そもそもブログ(テキスト)自体の歴史は他のSNSと比べて長く今も多くの人が情報発信の媒体として利用しています。
私にとって足りなかった考えは相手目線で考えるという点でした。
相手目線で考えるとはどういうことか
このような質問を自分に問うてみます。
「あなたのブログを読む人はどんな悩みを抱えていて、誰の役に立つの?」
この答えが明確でなかったので、ツールやトレンドに振り回されていました。
ブログや発信媒体はあくまで手段なので、先に決めるべきは目的と現在地。
ゴールが誰かの役に立ち、喜ばせることであれば私がやるべきは以下の2点と考えました。
- 自分の強みを磨くこと
- 競争優位性を高めること
つまり、自分のポジショニングを考えることです。
ポジショニングの見つけ方
最初から強みや優位性が決まっているわけではないので、まずはインプットとアウトプットを大量にこなしました。
知識を増やすために、現場でぶつかった壁、経験したことを調べて書き始めました。役所調査で理解できない言葉。売買実務の話。上司や先輩に怒られたこと。宅建でわかりにくいところ。自分が失敗した経験談など。
そうして始めたブログですが、書いても書いても伸びません。
しかし100記事ほど書いた時「30代未経験で不動産会社に転職した話」というタイトルの記事が伸びました。
転職の体験談に需要があるのかな?と感じた瞬間です。
それまで不動産売却や購入についての記事も書いていましたが、このジャンルは激戦区なので、上位表示すらされません。私が発信せずとも、他のベテランのプロの方がわかりやすく解説くださっています。
しかし、転職体験談はどうでしょう?一定の需要はあるものの、他のブログのほとんどが途中で情報発信が止まっていました。自分が情報を見つけ出すのに苦労したので、最新の情報を知りたい方はいるのではないか?そう思いました。
このような経緯で「不動産転職ブログ」が誕生しました。
自身の体験談をベースにしたのは、不動産購入や売却の分野では優位性を築くことが難しいと判断したためです。自分が発信するべきフィールドはそこではなかったと気づきました。
コンテンツ作りで大切にしている5つの考え方
そうしてこれまでやってきました。本ブログの他にnoteや日報ブログ、消した記事も合わせると500記事以上は書いてきました。
その中で大切にしてきたことは『質の高いコンテンツ制作』です。
質が高いの定義は以下としています。
- わかりやすい(新人時代の自分でも理解できる)
- 自分ならでは(体験談・失敗談・考察記事)
- 誰かが喜ぶ (悩み解決につながる)
その条件を満たせるよう、実践している5つのことがあります。
基本は「リアルでの経験」と「行動量」を増やすことです。具体的に解説します。
誠実に・等身大に・ありのままで発信する
私の情報発信の目的は、価値観が合い、高め合える方と繋ることです。
そのためになるべく等身大で発信し、誠実であることも心がけています。
どんな人なのか?このデータの出典はどこか?根拠は何か?結果を出すために努力ができる人なのか、約束を守るか、嘘はつかないか、など。日頃の言葉遣いや考え方や過ごし方も、SNSやブログ上に密接にリンクすると考えているため意識しています。
またありのままであること。
私が日々取り組んでいることや失敗したこと、ダメなところをなるべくつつみ隠さず発信します。そのスタンスの方が自分らしく長続きします。
自分がどういう人かを表現していくこと、行動の過程を伝えていくことはAIにできないのかなと思ってます。
本業で結果と向き合う
本業で結果を出すことを追求します。
私の仕事は総合不動産会社の経営企画で、経常利益率の改善させることが主なミッションです。自身で現場に出たり、社内で管理会計の仕組みを導入したり、DXやらコンテンツマーケティングをやるわけです。
新しい取り組みをやると最初はうまくいきません。必ず壁にぶつかり失敗します。その失敗を乗り越えて結果が出るまでやります。
その一連の経験をもとにしたブログを書きます。うまくいったことも、うまくいかなかった経験も、いい意味でネタにしてしまう。
誰かに情報を伝えるために整理すると、自分の知識の習得も早くなり、その知識がまた本業にも生きる非常に良いサイクルがうまれます。
本業で結果に向き合うことがブログ運営にも生きる。ブログ運営が本業にも生きてくる。
私にとってはどちらも魂を込めて取り組んでいる本業です。
未完成でも市場に出す
見切り発車でもとにかく市場に出します。PDCAサイクルを回さないと効果は出ないからです。
- 【Plan】これいいかも!
- 【Do】やってみよう
- 【Check】あれ?結果が出ない。なぜだろう。
- 【Action】他の人のいいところ真似してもう一度改善!
原則はこの繰り返しを大量に行っています。最初は完成度が60%でも市場に出すことが大切。市場とは身内ではない第三者にコンテンツを評価していただくこと。つまりブログを公開するということです。
最初は全く反応がないですが、伸びない時期は必ず必要です。伸びない時期を乗り越えて改善する過程こそ変化への対応力を身につける良い機会となります。
AIとの差別化を図るための思考を磨くプロセスは、今後の変化にも対応できる武器になると思ってます。
まず行動です。その過程で質が高まっていき、当たる確率も高くなります。Twitterでも伸びている方は例外なくツイート数(行動)が多いはずです。100回やって1回当たればラッキーぐらいでやると精神衛生上楽です。
とにかく時間配分を見直すこと
周りの人が休んで遊んでいる時に働くことです。
時間配分を全て見直して積み重ねること。私はこれに尽きると思っています。恵比寿の不動産卸さんもTwitterでこの点について言及されておりましたが、完全同意です。
上手くいく方法やノウハウが書いてある本は多いですが、シンプルに時間を投下することと改善することに尽きます。
誰も何も見ているわけではないので、自分との戦いです。1日1時間は1年で365時間。3年で1000時間に匹敵します。差別化するためには頭で考えることではなく、動きながら見つけていきます。
気をつけたいのは、自分が頑張っていると思っていても頑張りが成果につながらない可能性もあること。適宜フィードバックを受けたり、実績を出されている方を観察したり、聞いたり、は必要です。
世の中にはものすごい量の努力を積み重ねている方がたくさんいらっしゃり、私の行動は足元にも及びませんが、日々自分のベストを尽くすように努めています。
たった一人に向けて記事を書く
ブログを始めて予想外だったのがプロの方がおすすめしてくれること。「不動産業界を目指す人にはこのブログがおすすめ」といった具合です。とてもありがたいです。
私はこれまで「不動産未経験の方」に向けて記事を書いてきたので、経験者の方に読まれるのが意外だったのです。
たった一人に向けて記事を書くことで、その周りの関係者にも広った体験です。
これが明確な読者を一人に絞るべき理由です。よく「ペルソナを決めなさい」みたいなことを言われますが、多分こういうことなんじゃないかなと思いました。
情報発信の積み重ねが強みとなり、信頼をつくる
軌道に乗るまでは苦しい時もあります。ただ私も通った道ですが楽しようとすると結果はでません。
その中で小さな喜びを見つけながら、なんとかやっていく。その時期を乗り越えると本当にやってて良かったと思える日が来ます。
私がブログを始めた2年後、つまり2023年4月に起きたこと。ブログの読者の方と直接お話しする機会がありました。
その方はまさに30代未経験で不動産会社に転職されたそうです。
聞くと「転職活動の時に勇気をもらっていました」と感謝され「お会いできたのが夢見たいです」といっていただきました。自分にしかない経験を発信することで誰かの役に立てる、ということがあるんだなと感動したのです。
これは1年で辞めていたら起こらなかった出来事です。私の方こそありがとうございます。
また、ブログのコンテンツはレバレッジがききます。自分が寝ていても別のことをしていても、そのコンテンツで誰かが喜んでくれたりします。
こうなるまでに私のような凡人は量を積み重ねるしかありませんでした。
100記事書いてようやくスタートラインに立ち、200記事でなんとなくコツが掴め、300記事で少し質が上がってきて、そこからまた記事を消して、400記事書いてようやく自分の強みを駆使した記事が書ける。
仕事と家族と過ごす時間以外はほぼ全ての誘いを断りブログをやってきました。
今になって思えば、ブログだからどうこうではなくお客様や自分のパートナーと関係を構築していくイメージで継続することが大切と考えています。
それは、自分が物事を継続できることを示すことにもつながり、名刺がわりになります。「本気でやってるんだな」と証明にもなります。
多くの人は途中で発信を辞めていってしまうので、続けていること自体が参入障壁になります。
これはブログ以外にも通ずる話ですが、時には休んだとしてもその意識を持って情報発信していると、価値観に共鳴してくれる方と繋がることができました。
未来のことは分からないので今に集中する
まとめると行動の過程で変化に対応する力を身につけることに価値があると考えています。
自分なりに考えて解を導き出していく。
なので今何をやるべきか分からない場合は、まずTwitterでもブログでもYoutubeでもnoteでも自分が出来そうなものに取り組んでみるのがおすすめです。必ずしもブログでなくたってなんでもいいです。
その過程で、あ、これだとうまくいかないというタイミングが出てくるので、そこからうまくいく方法を模索したり、もがいてみることが大切だと思います。
ChatGPTにより仕事がなくなるという論調もありますが、それは将来の話で、今いくら考えてもわかりません。私にできるのは今目の前のことに集中するだけです。できる限り使いこなせるよう腕を磨きたいですが、なくなったらその時考えたいと思います。
これは有名な言葉ですが、大前研一さんがおっしゃる「人がかわる3つの方法」があります。
- 付き合う人を変える
- 場所を変える
- 時間配分を変える
私の経験則では時間配分を変えたことが全てを変えていくことに繋がりました。
今ではありがたいことに素敵なご縁をいただき、不動産業界に新しい風を起こすという新しい目標も見つかりました。大変なこともありますが、日々取り組んでいることもあります。
最後は根性論みたいになってしまいましたが、世の中に必要とされるよう強みを磨いてまいります。
人生今日が一番若い日と心得て、淡々とやるべきことをやっていきます。
お読みいただきありがとうございました。