今日から9月に突入ですね。8月に気になったニュースをまとめます。特にIT関連・中古住宅の話題を中心に取り上げました。
不動産売買の重要事項説明を100%リモート化
まずはオープンハウスさんが、売買の重要事項説明を100%リモート化するニュースです。
専門部署を立ち上げて整備している点にとても驚きました。
専門部署の立ち上げと個々のリモート説明用ブースや指向性マイクなどの整備を経て、重要事項説明を全てリモートで行う体制が整いましたので、7月より実施することとなりました。
出典:PR TIMES
続けて、ペーパーレス契約の活用やメリット、組織体制には以下のように記載されています。
お客様は初めて住宅を購入する個人の方が多いため、安心安全にお取引できるよう、深く理解していただくことを重視しております。大切な事項についてはご契約前に営業担当から対面でご説明をしたり、複雑な事項については画面上で共有しながら同時にお手元で印刷した書類もご参照いただき、オフライン・オンライン双方の利点を活かしております。更には、年間100回近い経験を積む重要事項説明の専門チームを社内で組成し、わかりやすさでお客様からもご好評をいただいております。お客様の印紙代負担が大幅に削減される点や、海外・遠隔地でも不動産取引が可能という点でのメリットもあります。
出典:PR TIMES
オープンハウスグループは、デジタルトランスフォーメーションに積極的に取り組んでおり、今後の展開にも目が離せません。
空き家の内覧はVRで
VRパノラマを導入して、空き家内見に繋げる自治体が増えています。
調べてみたところ他にも、以下のような自治体で取り組みが行われています。
などなど他にもあります。
実際にSpacelyという不動産VRが使われており、実際の活用事例はこちらでも紹介されています。興味のある方は見てみてください。
和歌山県でも空き家バンク利用登録者急増
関連の話題として、和歌山県でも空き家バンク利用登録者が急増しているそうです。もちろん360度VR案内も導入。
和歌山県では、空き家の登録者増もさることながら、県への空き家相談を促すリーフレットを、振興局や市町村役場・金融機関で配布するなど、地道な掘り起こしに力を入れていることも要因だそう。
私もたまに和歌山に行きますが、雰囲気がとても好きです。
今後、行政の空き家バンクではVRが当たり前、という形になっていくかもしれません。
And Do既存住宅の買取再販事業を強化
ハウスドゥを運営するAnd Do ホールディングさんの業績は好調に推移。リースバック事業が拡大しています。
- 新規仕入れ契約件数:1,238件(前期比13.6%増)
- 累計保有件数:673件(同28件増)
- 保有総額105億600万円(同14億円増)
注目したいのは今後の展開です。
And Doさんはアジアで50,000店舗を目指されており、海外好きな私としてはいつもウオッチしています。
加えて、決算説明資料によると、中古買取再販を2029年6月期に売上高350億円(2023年6月期の12倍)を目指すとされており、本格的な中古住宅の時代到来に向けて買取再販を強化する戦略が書かれています。
具体的な数字は、こちらの資料から確認できます。(P7〜P11)よければご覧ください。
まとめ
世の中の大きな流れを感じつつ、私がいる大阪の郊外ではまだまだアナログな部分も多く残ります。
業界のIT活用の波に乗り遅れないよう、私自身も日々挑戦していきたいと思います。
では今月も頑張っていきましょう!