こんにちは、不動産のOTOMOです。
IT業界出身、現役不動産業界に身をおく筆者が、大好きな不動産業界を調べ尽くすシリーズ!
今回は、プレサンスコーポレーションについての企業研究を行います。
実際にどのようなことをしているのか。会社の概要から歴史、平均年収、抑えておきたいポイントなどのデータを紐解いていきたいと思います。
企業研究や、就職・転職の参考にしてください。

記載情報は、WEBサイトや開示情報(IR)をもとに調査、執筆しています。
2022年4月時点の最新データです。
目次
プレサンスコーポレーションの基礎情報と特徴
プレサンスコーポレーションは、分譲マンション供給において、全国トップクラス、近畿圏においては12年連続1位の実績、東海・中京圏は11年連続1位を誇ります。(不動産 経済研究所調べ)
企画・開発・分譲・管理を総合プロデュースしており、プレサンスコーポレーションのマンションに住んだことがある!という方も読者の中にはいらっしゃるかもしれません。
同社の始まりは、1997年に不動産販売業を行うことを目的に、株式会社日経プレステージを設立しました。1998年11月には初めての自社ブランドマンション「プレサンス難波東」を販売開始。
その後、2002年4月に社名を変更し、株式会社プレサンスコーポレーションに称号を変更しました。
2007年には東証二部に上場しました。
2021年にはオープンハウス社が同社の株式公開会付を行い、親会社となりました。
オープンハウスグループとなったことで、更なる事業シナジーを狙います。関連記事も合わせてお読みください。
基礎データ
まずは、会社概要から見てみましょう。
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 株式会社プレサンスコーポレーション |
設立 | 1997年10月 |
代表者 | 代表取締役社長 土井 豊 |
事業内容 | 都市型マンションの企画・開発から分譲販売、賃貸および建物管理 |
資本金 | 72億1,105万2,091円 |
上場取引所 | 東京証券取引所 スタンダード市場 証券コード 3254 |
本社所在地 | 大阪市中央区城見1丁目2番27号 クリスタルタワー27階 |
従業員数 | 単体: 338名 | 連結: 681名 |
売上と利益規模(直近3年間)
続いて、有価証券報告書から直近の売上・利益を見てみましょう。
回次 | 第25期(2021年9月) | 第24期(2021年3月) | 第23期(2020年3月) |
---|---|---|---|
営業収益(百万円) | 99,752 | 243,813 | 224,011 |
経常利益(百万円) | 13,888 | 29,078 | 31,985 |
25期は決算期変更があり、2021年4月1日から2021年9月30日までの6ヶ月間になっています。
平均年収と従業員数(直近3年間)
次に、平均給与などを見てみましょう。
項目 | 2021年9月末 | 2021年3月末 | 2020年3月末 |
---|---|---|---|
平均給与 | 8,553,350円 | 7,494,292円 | 8,053,028円 |
従業員数 | 338人 | 321人 | 355人 |
平均年齢 | 31.1歳 | 31.4歳 | 31.5歳 |
平均勤続年数 | 4.4年 | 4.4年 | 4.0年 |
プレサンスコーポレーションの事業内容と強み
同社の強みは、冒頭でも述べた通りなんといってもマンション開発・供給の圧倒的な実績です。
ワンルームマンションとファミリーマンションの企画開発と販売が主な事業です。
論より証拠、まずは供給戸数ランキングを見てみましょう。2022年2月時点、不動産経済研究所調べです。
RANK | 会社名 | 戸数 |
---|---|---|
1位 | 野村不動産 | 4,014戸 |
2位 | 三井不動産レジデンシャル | 3,982戸 |
3位 | プレサンスコーポレーション | 3,950戸 |
4位 | 大和ハウス工業 | 3,634戸 |
5位 | 三菱地所レジデンス | 2,214戸 |
6位 | 住友不動産 | 2,211戸 |
7位 | エスリード | 2,198戸 |
8位 | あなぶき興産 | 2,035戸 |
9位 | フージャスコーポレーション | 1,934戸 |
10位 | 日鉄興和不動産 | 1,782戸 |
全国で3位の実績を誇り、1位の野村不動産、2位の三井不動産レジデンシャルと比べても遜色ありません。
次に、近畿・東海・中京圏をみてみましょう。
RANK | 会社名 | 戸数 |
---|---|---|
1位 | プレサンスコーポレーション | 2,453戸 |
2位 | 関電不動産開発 | 1,145戸 |
3位 | 日商エステム | 1,073戸 |
4位 | エスリード | 1,004戸 |
5位 | 住友不動産 | 825戸 |
近畿においては、2位の関電不動産開発と2倍以上の差をつけて、供給を行なっています。
RANK | 会社名 | 戸数 |
---|---|---|
1位 | プレサンスコーポレーション | 1,320戸 |
2位 | エスリード | 1,194戸 |
3位 | オープンハウス・ディベロップメント | 655戸 |
4位 | 日商エステム | 394戸 |
5位 | 野村不動産 | 355戸 |
東海・中京圏においても1位の座をキープしています。
なお、どちらもエスリードが入っていますが、エスリードもマンションに強い会社です。
このように、圧倒的な供給戸数であることがわかります。
プレサンスコーポレーションの今後の取り組み
プレサンスコーポレーションは、2023年9月期までの中期経営計画を立てています。
その中でも、新たな取り組みをいくつかピックアップします。
ZEH-M(ゼッチ・マンション)への取り組みを計画
環境に配慮した省エネマンション(ZEH-M)の開発を計画しています。
不動産クラウドファンディング「プレファン」への取り組み
プレサンスコーポレーションは、不動産クラウドファンディング「プレファン」を行なっています。
プレファンはプレサンスコーポレーションが開発・管理する不動産に特化したものです。
不動産クラウドファンディングは、少額投資や簡単な登録で始めることができるものです。
従来、不動産投資には多額のキャッシュや融資が必要になりますが、このような仕組みを利用することで、投資家の間口が広がります。
若年層や、小口投資家などに裾野を広げます。
まとめ
以上、今回は「プレサンスコーポレーション」について取り上げてみました。
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