こんにちは、不動産のOTOMOです。先週も東京に行き日帰りでしたが刺激的な出会いがたくさんありました。周りに恵まれて大感謝です!リアルで人と会うと仲も深まります。
さて、第5回目のコラムは不動産会社のマーケティングについて、普段考えていることです。
不動産会社の集客ってなんだろう
日々、このような営業メールが届きます。
「不動産の集客にお困りではありませんか?」
そもそも、集客とは、を考えてみます。
不動産会社は、不動産を「仕入れる」ことに困っているのか「販売する」ことに困っているのか「貸す」ことで困っているのか。
課題によってアプローチは異なるのですが、その前提合わせがないと、中々議論が噛み合わないこともままあります。
不動産業界の中にいれば商流もわかりますが、現場経験がない状態では実態が掴みづらく、課題を見抜くことが困難です。
私も業界に入る前は理解が足りていませんでしたが、実に様々です。
- 売買・賃貸・管理などを総合的に行っている会社
- 売買の中でも買い取り再販を中心に行っている会社
- 売買で仲介のみ行っている会社
- 賃貸で事業用に特化している会社
不動産は世の中に同じものは存在せず、だからこそ不動産業界は面白いのですが、ビジネスモデルや商流を抑えているかどうかでコミュニケーションの深さが変わります。
他社と比べた時の競合優位性は何か
不動産業に関するあらゆる広告は、ほとんどの不動産会社が様々試して、効果の検証をすでに行っているはずです。
最新のトレンドやツールの文脈で語られることも多いですが、そこではなく重要な意味を帯びてくるのは他社がうまくいっている事例、失敗事例や競合他社の取り組みです。
インスタが熱い!Youtubeをやるべき!とよく耳にしますが、特に地域性の強い不動産業では競合となる会社の取り組みを知って逆張りすることが非常に重要と考えます。
これは自身が勝てるフィールドを見つけるためでもあります。
例えば、活動エリアに大手の不動産会社があり、多額の広告費をネットやチラシに使っている場合、同じような戦略をとれば負けてしまいます。
それ以上の広告費をかけられる場合はその戦い方もできますが、多くの場合資源も限られているため、競合と比較して見つけてもらいやすい、ファンになってもらいやすいフィールドはどこか?を逆算して考えていきます。
その広告で他社と差別化ができるか?もしくは中身をどう工夫できるか?投資した費用に対してのリターンや認知度の効果はどの程度あるか?の考え方も大事です。
そうなると、自然とSNSやコンテンツ作成もやったほうがいいと考えます。
程度の差はもちろんありますが、発信自体が参入障壁を作ることにつながります。
即効性がない分、その多くは途中で止まってしまいますが、発信を1年、2年、3年・・・と続けていると面白いことに、ブログ見てます、といった声が増えてきます。
私の大先輩の社長さんでも月に1回ブログを更新して、10年間でたくさん採用や取引につながった、という方もいます。
「集客」となるとどうしても短期的な目線になりがちなので、言葉を変えてもいいかもしれません。
本来はステークホルダーとの長期的な関係値づくりをするために、様々なマーケティング活動を行います。
マーケティングとは自分が何者で、どのような思想を持ち、強みがあり、誰のどんな悩みを解決していくのかを考えるプロセス。
長時間かけて商品やブランド、自分のファンになってもらい、指名で仕事をもらうために必要な活動のことと私の中では定義づけています。
そのために情報発信してきてよかったと思う場面は多いですね。
ただ発信には、リアルの実績や実業での取り組みがそのまま反映されるので、まずはリアル社会での事業や実績を積むことが第一優先です
個人の発信としてブログを選んだ理由
ちなみに、私は個人での情報発信にブログを選んだ理由に、Youtubeや他のSNSでは更新頻度やクオリティで勝てない(埋もれてしまう)と感じたことも一つ挙げられます。
これは実験でしたが、今振り返ればその選択肢は間違っていませんでした。今の時代、ブログを全力でやろうとする人は少ないだろうと考えたためです。
今の環境やリソースで、他社より優れている分野は何か、どんな戦い方ができるかを競合と比較して考える必要があります。
なんてことを思ったりしてます。
今週も頑張っていきましょう!!
▼先週更新したブログです。