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不動産業界ではたらく人の数や年齢構成をデータから読み解く【Vol.14】

週間ブログも始めてから14回目です。

不動産ニュース、情報発信について、いろいろと試しましたが、原点に立ち返って不動産業界の解説を書いていきます。

業界に興味のある方、働いている方の参考になれば嬉しいです。

不動産業の従業員数の推移

不動産業界では、どの程度の人数が働いているのでしょうか?年齢構成も気になります。

私が不動産業界に入ったとき周りはベテランの方ばかりで業界全体を知りたかったです。

辿り着いたのがこのデータでした。

出典:不動産業ビジョン2030 補足資料

少し古いデータですが、みていきましょう。

従業員数の推移・従業員数比率

まず不動産業の従業員数は2017年末で133.7万人です。1990年は100万人超でしたが、27年間で約30万人ほど増えています。

全産業に対しては不動産業の従業員比率は2.7%となっています。50人いれば1人は不動産業の人と会うかも?という感じでしょうか。

注釈を見ると、この数字には役員数を含めた常用者の期中平均人員と、当期中の臨時従業員との合計とありますので、正社員に絞ると少なくなるでしょう。さらに従業員比率は、取引業、賃貸業・管理業とあります。

不動産会社のカテゴリの中にも賃貸や管理をメインに行っている会社は数多くあり宅建業者非宅建業者が存在します。上記は取引・賃貸・管理が対象となっているため、宅建業者だけの数字ではありません。

不動産会社といっても人によりイメージが異なるので、どの分類に属するかの認識も大事です。

詳しく解説した記事もあるので、ぜひご覧ください。

【年々増加】不動産屋はコンビニより多かった!数をグラフで徹底比較!

就業者数の年齢構成

次に就業者の年齢構成です。2015年時点で60歳以上が約5割と高齢化が進んでいます。

一方、2015年では2039歳合わせて20%未満です。私が入った会社でもベテランの方が多く、20代、30代は10%ほどでデータに納得感を感じたものです。

もっと若い人が増えてもいいのにと考えて情報発信を継続してきました。仲間が欲しかったのです笑。

裏を返せばどの年齢になっても長く続けられる仕事であり、全世代幅広いプレイヤーがいるとも言えます

異業界から不動産業界に転職した方も多く、活躍のフィールドもたくさんあります。

高齢化に伴った事業承継も問題となっていますが、これは別の機会にまた書きます。

まとめ

年齢構成は感覚値とズレが少なかった分、業界全体でみると60歳以上が5割を占めることに驚きました。

とはいえこの資料は業界全体のマクロな話のため、都心や郊外でも年齢構成は大きく変わります。

このデータを見たことで、もっと若い人に不動産業界に興味を持ってほしい。もっと言えば自分が20代の時に不動産に興味を持ちたかった。常々思います。

だからこそ過去の自分に向けて発信していくことで、キャリアに悩む人に不動産業界をすすめたいです。それが自分なりにできること。

次回は文中で説明した宅建業者の従業者数について解説します。

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