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不動産テック市場の広がりと中小不動産会社の現場感について

こんにちは、不動産のOTOMOです。

気になったニュースから、思ったことを深ぼってみようシリーズ第一弾です。

ウィークリーコラムの位置付けとして続けていきたいですね。noteメンバーシップは方向性が迷走しておりますので、申し訳ありませんがステイさせてください。

不動産業界で働く方に向けて、ビジネスや実務に少しでもお役立ていただける様な情報を発信できる様に努めます。毎週月曜日にUPする予定です。

さて先日、矢野経済研究所の調査で、不動産テック市場に関するリリースが発表されました。

不動産テック市場が広がっていくのは、時代の流れからして全くその通りで、マクロの流れは私の語るところではありません。

現場のミクロな部分に焦点を当てて、不動産テックを考えてみます。

現場を知ると見えてくるもの

不動産テックといえば、ツールを導入して効率化するという印象でしょうか。

不動産業界は紙やFAXがたくさんあって非効率な部分が多い。外から見るとそうかも知れません。しかし、現場を知ることでなぜそうなっているのか?が見えてきます。

不動産調査や取引、長く続く習慣、周囲の行政や金融機関を含め、紙の方がスムーズに進む。私が不動産業界に入った時に感じた印象で、特に郊外ほど紙が多いです。

流れが見えてくると効率化できる部分が多くあることに気づきます。1人であればすぐ変えることも出来るのですが、長年組織で続いてきた習慣はすぐには変わりません。

デジタル化する意味が見出せず、現状維持に対する引力が強く働きます。(この数年で周囲の環境も大きく変わってはいると思います)

ここで1段階目線を上げると、組織としてどう利益を上げていくか、どんな広告やPRをするべきか、コストを削減できるかを考えた場合、元となるデータが必要です。

しかし、前述の状況下では、データがバラバラ、または不明瞭な場合も多いため仕組みを整備する必要があります。

目的から手段を逆算すること

多くの人を巻き込んで物事を実行する場合は、世代や環境も違いますので、理解を得て進めます。

その際、なぜIT化していく必要があるのか?を周囲にも分かる形で目的と手段を示す必要があります。

例えば以下のように考えてみます。

利益をXXX万円上げたい
→XXX万円上げるために効果が出ていない広告やツールを見直せば、到達可能
→なぜこの固定費を使い続けているのか
→定点観測できていないからかもしれない
→データを取る仕組みと見る仕組みがない
→FAXや電話、紙で各自保存しているため、データの整合性を取るために時間がかかっている
→データを見える化して現状分析する仕組みが必要
→そこでYYというツールを導入して仕組みを作る

いざ実装してみると、うまくいかないことだらけなのですが、いかなる時も誠実に愚直にコツコツ、という当たり前のことをやっていくしかありません。仮説ですが、自分なりの論理は持っておきたいです。

ここをツールありきで導入してしまうと、やっぱりうまくいかなかったね、となることもあります(私の反省です)。そもそも何のためにやってるんだっけ?という時に、やはり論理は必要なのです。

実際に数字を見える化することの副産物として、会社の風土もじわじわ変わります。

その過程で入れ替わりも出てきますが、中小企業のガバナンスも強化したいところです。

合意形成の事例に焦点を当てることも大切

また、不動産テックといえば、ツールの機能や導入後の成果に焦点が当たることが多いですが、導入前後の合意形成のプロセスに焦点を当てるのも面白いのではないかと思います。

トップダウン、ボトムアップ、会社の考え方はそれぞれ異なりますが、やはり運用するのは現場です。

入れたけれどうまく導入できなかったはよくある話ではないでしょうか。

現場では世代が違うため小さくアウトプットを作ってイメージしてもらうこと、誰でもできる仕組みを作ることが難しいがやらなければいけないこと。

例えば、PaypayやLINEは直感的に誰でも操作できますし、コンビニのレジなんかも、研修中の方でも対応できるわけです。

大企業の超優秀な方達が作り上げた仕組みなので、そのレベルの足元にも及びませんが、考え方としては小さい組織でも、誰でも使いこなせるようにするのがゴールです。

ツールを使ってうまくいった事例を知ることはできますが、なぜうまくいったのか?どう考えたのか?という事例があまり世に出ません。特に中小規模の事例ほど。

色々な方にお話を伺う機会がありますが、実務やスキルはもちろんですが、最後は人間力というか、構想を実現するために誠実に粘り強く取り組む姿勢が大切なのだと感じます。

そこを体系化するのも自分のミッションです。

トレンドに惑わされず、目の前のことを愚直に取り組む

不動産テックに取り組む上では、トレンドも大切かもしれませんが、そもそも何が求められているのか?や本当に必要なことなのか?と向き合います。

最後は人間力勝負。根性論ですが、現場に入ること、泥臭く作業をすること、やり切ること、また立場の違う相手を尊重すること。

膝と膝を突き合わせて理解していくしかありませんね。何度も何度も分かってもらえるまで粘る。

自分の正義を大切に、やっていきたいものです。

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