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建築基準法の単体規定とはなにか?わかりやすく解説

単体規定

単体規定ってなに??

単体規定は、快適で安全な建物を作るためのルールや基準を定めたものです。

例えば、窓が全くない家だと快適に過ごせませんし、換気できる設備がないと、空気もよくありません。

そこで、建築基準法で、建物の構造や居室の通風・採光、換気などの技術的な基準として、単体規定が定められています。

単体規定は、建物単体にかかる規定で、主に家の中のことや、すぐ外側(壁など)を決めているルールなので、敷地の外に影響を与えません。

一方、集団規定というものもあります。

単体規定は、全国どこでも適用されます。

それに対して、集団規定は原則、都市計画区域内(または準都市計画区域)の建築物に対してのみ適用される規定が定められています。

単体規定・・・建物そのものの規定を定めたもの
集団規定・・・周囲の環境や近隣住民など集団の調和を図るための規定

単体規定の内容

単体規定として挙げられるものは大きく3つに分かれています。

 建築物の構造
 建築物の敷地
 建築設備

それぞれ、どのようなものがあるか見てみましょう。

建築物の構造

以下のような大規模建築物については、安全な構造にするために、大規模な建築物は構造計算によって安全性が確かめられたものとしなければなりません。


・高さ60m超の建築物
・木造3階建、高さ13m超、延べ面積500㎡超、軒の高さ9m超のいずれか
・木造以外で2階以上、延べ面積が200㎡超

他にも防火上の対策や、換気・採光についての決まりもあります。

・延べ面積が1,000㎡を超える場合、耐火建築物、準耐火建築物などを除き、原則として防火壁で区切る
・採光に有効な部分の面積は、住宅床面積の7分の1以上
・換気に有効な部分の面積は、居室の床面積の20分の1以上
・長屋または共同住宅の各戸の界壁は、小屋裏または天井裏に達するものとしなければならない

上記は代表的なものですが、他の条件は建築基準法の20条で確認できます。

建築物の敷地

建築物の敷地は次の要件を満たさなくてはなりません。

・建築物の敷地の地盤面は、これに接する周囲の土地より高くなければなりません
・湿潤な土地やゴミなどで埋立てられた土地等に建築物を建築する場合、衛生上または安全上必要な措置を講じなければならない
・建築物の敷地には、下水管、下水溝、マスなどを設けなければならない
・がけ崩れ等の災害の可能性がある場合、擁壁など安全上適当な措置をしなければならない

建築設備

他に、建築設備についても定めがあります。

・20mを超える高さの建築物には、避雷設備を設ける
・31mを超える高さの建築物には、原則として非常用の昇降機を設ける
・給気口や排気口には、雨水や害虫、ホコリなど衛生上有害なものを防ぐ設備を設ける
・建築物は石綿の飛散・発散防止、居室を含む建築物はホルムアルデヒド・クロルピリホスの発散防止のため一定の技術的基準に適合させなければならない

敷地や建築設備については、構造同様、建築基準法に定められています。

まとめ

今回は単体規定について解説しました。

なお、地方公共団体の条例で制限を付加したり、市町村の条例によって制限を緩和することもできます。

建築基準法は理解が難しいので、まず、単体規定と集団規定がある、というイメージを掴みましょう。

ご参考になれば幸いです。