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【体験談】20代で不動産業界に転職した3人にインタビュー

みんなの不動産転職体験談。

不動産のOTOMOでは、不動産業界のリアルを伝えて、業界に興味を持つ人を増やしたい、という運営者の想いでいろんな記事を配信しています。

私が20代ではないので、空想で語るのはポリシーに反しますので、実際に20代で不動産業界の転職を経験した方々にリアルな体験談を語っていただきました。

1人1人の不動産転職ストーリー。

是非、不動産業界でのキャリアを考えるきっかけにしてください。

20代で不動産業界に転職した方々のインタビュー

今回、インタビューさせていただいたのは3人の方です。

  1. Aさん(女性):大手ハウスメーカーから中小コインパーキング企業
  2. Bさん(男性):シノケングループから戸建て用地営業
  3. Cさん(女性):新卒でスターツグループ(ピタットハウス)に転職し、その後主婦へ
OTOMO
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まずは、みなさんのご経歴を教えてください。

Aさん
Aさん

20代の専業ライターです。 新卒で大手ハウスメーカーのD社に入社しました。 住宅部門に配属され、営業として神奈川、埼玉エリアを担当。

2年半働きましたが、結婚を機に土日休みの不動産会社に転職しました。 転職後は、中小コインパーキング会社で2年半営業職として勤務。 コインパーキング会社は埼玉が拠点でしたが、関東の広い範囲で営業活動をしました。

会社の業績不振により退職する事になったため、現在はフリーランスに転向。 ライターとして活動しています。

Bさん
Bさん

3人の子供を持つ男です。 大学卒業後、専門商社に入社し1年3カ月程度で退社しました。その後、第二新卒で投資用不動産を扱う大手企業『シノケンハーモニー』にて新築アパートの販売営業を3年間経験します。

シノケンハーモニーを退社した後は、2年間某大手居酒屋チェーンにて正社員をした後、現職となる建売戸建メーカーに入社しました。 現職では、戸建て用地となる土地の買取営業として働いています。

Cさん
Cさん

20代女性です。現在は主婦をしていますが、大学卒業後、新卒でピタットハウスに賃貸営業職として入社しました。

その後、ラグジュアリーブランドの販売スタッフ、エステサロンの店長、妊娠を機に退職といった経歴です。

それぞれ、不動産業界にいたけれど、最終的には独立した。

不動産業界から異業界にいき、また不動産業界に戻ってきた。

不動産業界を出て、そのまま違う業界へ。

色々なパターンがありますね。

20代で不動産業界に入ったきっかけ

OTOMO
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どのようなきっかけで不動産業界に入られたかを聞いてみます。

Aさん
Aさん

実は、就職活動時は不動産業界にあまり興味がありませんでした。 しかし、入社したD社は多角化経営をしていて面白いと思い、以前から関心がありました。

私が就職活動で受けた不動産会社はD社のみで、他は大手メーカーが中心です。 会社説明会や選考が進むにつれて、会社の方々と話す機会が増え、D社の社員の方は気さくで活気があり非常に印象が良かったため、入社を決めました。D社に入社した後も、社員の印象にギャップはありませんでした。

Bさん
Bさん

不動産業界に入るきっかけとなったのは、1社目の会社を辞める決断をした時でした。

最終的に付いた上司がとにかくパワハラ気質で仕事を続けるのが嫌になり、転職を考えた時にどうせ営業を続けるのであれば、稼げる業界に入ろうと思い不動産業界に興味を持ちました。

営業の仕事自体は好きでしたので、営業を辞める気持ちは全くなく、1社目のきつい経験を活かして、絶対に成功して稼いでやると言う気持ちで不動産業界に飛び込みました。

Cさん
Cさん

就活する際に安定した大手に入社希望だったのですが、当時の不動産会社は自分の条件にあっていたから入社し、たまたまそれが不動産会社だったという経緯です。

小さい頃からきれいな家や間取りを見るのが好きな変わった子供でしたので、資格も経験もない私にとって不動産会社に入社というのは元々興味がありました。

人の数だけ、不動産業界に入ったきっかけが異なります。

私自身も、不動産業界に入ったきっかけは知人の紹介で、元々興味があったというわけではありませんでした。

20代で不動産業界で行った仕事内容について

OTOMO
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次に不動産業界で行った仕事内容について教えてください。まずはAさん、お願いします。

Aさん
Aさん

D社では、注文住宅を販売しました。 まず、住宅展示場を案内し、会社や商品、自分自身に興味を持ってもらい、次回のアポイントを取得します。

その後、様々なイベントやオーナー様宅へご案内し、プラン・見積もりを作成。 競合他社の中からお客様がD社を選び、契約締結となります。

契約締結後は営業がお客様の窓口となり、建物完成からアフターサービスまで会社とお客様をつなぐ役割もありました。 また、分譲住宅を周知したり、ポスティング、飛び込み営業も経験しています。

Aさん
Aさん

コインパーキングの仕事は、土地の賃貸借契約を締結し、コインパーキングを作る事です。仕事の方法は2つあり、1つは実際に対象エリアの駅に行って空地や月極駐車場等の謄本を取得し、地主様に直接営業をかける方法。 2つ目は、不動産仲介へ営業をかけ、案件の紹介から契約に繋げます。 まずお客様に提案の了承を貰い、賃料や配置等を提案し、了承頂ければ契約締結です。

OTOMO
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Bさんにもお話を聞いてみます。

Bさん
Bさん

私は、シノケンハーモニーでは、新築アパートの販売営業をしていました。基本的に反響営業になので、仕事内容は反響があった顧客に対する営業、過去の顧客リストに対する電話営業がメインでした。顧客とのアポイントが設定出来れば、実際に会って商談。

「なぜ不動産投資をしたいのか?」「どんな投資にしたいのか?」「将来どうなっていたいのか?」等、顧客の意向を尊重しながらも属性にマッチしたプランを提案し、契約を目指すと言う営業でした。

Bさん
Bさん

扱う物件は東京23区内をはじめ首都圏の中心地と仙台、名古屋、関西中心部、福岡のような全国の主要都市で、オーナーは北海道から沖縄まで全国にいる為、出張も多かったです。

現職の会社では、戸建向けの用地仕入れをしており、日々情報収集の為、仲介業者を回る営業をしています。土地情報を頂いた後は査定を出し、金額が合えば買取りをして戸建てを建築した上でエンドユーザーに対して販売します。

OTOMO
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最後にCさんはいかがでしょうか?

Cさん
Cさん

都内と千葉を繋ぐ”つくばエクスプレス沿線”を主に、東京都内、千葉県で賃貸でお部屋探しをしているお客様に営業活動をしていました。

ピタットハウスは、関東に直営店が集中しているので、もし自分のエリアから離れたところが希望のお客様がいても他の店舗の方と連携してお部屋探し、ご契約業務ができます。

Cさん
Cさん

また、賃貸から売買へお客様を振ったり、オーナー様から管理業務や新しい土地の開拓もご紹介をもらったりして、親会社のスターツグループに仕事を振ることができるのは、大手ならではの仕事の幅だと思います。

賃貸営業を主に活動することで精一杯ですが、他にもいろんな方面に仕事が転がっていて常にアンテナを張っている日々でした。

不動産の仕事も、本当に色々あります。

Cさんも仰っていますが、いろんな方面に仕事が転がっていて、チャンスに満ち溢れていると思います。

20代で不動産業界に転職した方法

OTOMO
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みなさんはどのようにして、不動産業界で転職されたのでしょうか?

Aさん
Aさん

私は転職サイトのdodaを使って転職しました。 転職時、私は入社して2年半で、スキルが少ない中での転職だったので、第二新卒の転職に強いdodaを選択しました。

登録後は、まずdodaの担当者と面談し、転職の軸や方向性を決めます。 私は土日休みで通勤可能エリア、営業職という軸で、業界は絞りませんでした。D社は非常に給料が高かった為、同レベルでの給与で転職は難しく、担当者に給与交渉を依頼しながらすすめました。

Aさん
Aさん

中小コインパーキング会社に決めた理由は、条件が合っていた事に加え、前職の経験が活かせそうと思った為です。 実際に入社後は、土地勘があったり、住宅営業で不動産会社と付き合いがあったりしたこと等からすぐ仕事に慣れ、成果を出すことができました。

Bさん
Bさん

現職に就く前の不動産会社へはマイナビAGENTを利用し、現職へはリクルートを利用しました。 2社ともはじめの段階で第一希望に決めた会社に入社できたので、面接を受けた会社は多くありません。 転職エージェントは、個人で調べるだけでは網羅出来ない範囲まで求人情報を持っているので幅広く企業を見れると言う意味で便利であると感じます。

Bさん
Bさん

また、面接前の対策も無料で出来るので、30歳前半までの若い層には便利なサービスであると思いました。 逆に30歳の後半から上、若しくは、ハイキャリアの人で自分から自己PRをどんどん出来る人は使うと逆効果なサービスであると感じます。 エージェントの質にもよりますが、自分の強みを客観的に理解出来ている人は使う必要のないサービスであると思います。

Cさん
Cさん

私は、転職サイトで自分の興味がある、ファッション、美容関係で仕事を探し、転職しました。

20代で不動産業界で働くやりがいや辛さについて

OTOMO
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実際に不動産業界で働くやりがいや辛さについて教えてください。

Aさん
Aさん

やりがいは、お客様と信頼関係を築いて契約できた時の達成感です。 住宅営業では、一生に一度の高額な買い物に携わることに大きなやりがいを感じていました。 コインパーキング会社では、不動産仲介や地主様から、何件も継続して仕事を紹介が来ることに、やりがいがありました。

Aさん
Aさん

色んなお客様や色んな地域を知る事ができ、とても楽しかったです。 一方で、私は新規開拓営業だった事もあり、成果を出すのは簡単ではありませんでした。 成果を出さなければいけないプレッシャーは常にありましたし、お客様からクレームが来たり、トラブルが発生したりとストレスを感じる場面は多かったです。 また、社内での連携が非常に大切な仕事のため、社内調整も大変だった記憶があります。

Bさん
Bさん

何を扱うかによってやりがいは変わりますが、売買であればまずは報酬の高さであると思います。 不動産業界はブラックなイメージが強い業界ですが、稼げる会社で成果を挙げれば、人生を変えられる程の収入を得ることが出来ます。 実際、1000万円レベルであれば不動産業界では通過点的なハードルとなってきます。 実力があればどこまでも稼げる点が不動産業界で働くやりがいであると思います。

Bさん
Bさん

辛さについては、営業成績に厳しい点が一番に挙げられます。 毎月、成績が明確で出る為、成績と言う観点では息つける時間はあまりありません。 成果が挙げられないと会社に居づらくなることに加えて稼げないと言う悪循環に陥る為、そこは不動産業界で働く辛さであると言えます。

Cさん
Cさん

やりがいは、人が住むところを探すという重大な役割なのでしっかりとお客様と向き合い、希望の部屋に出会わすことができたり、不安な気持ちのお客様と分かち合えたり、無事引っ越しが完了したり、逆にどうしたら部屋を満室にできるか考えたり、オーナー様にに感謝されたり、他の社員と連携して仕事を進めることができたりと数え切れないほどあります。

また、毎日一瞬で過ぎてしまうくらい忙しいのもやりがいを感じる瞬間でした。

辛い点は、自分よりも歳が上の方だったり、ご家族で部屋探しをしているといった、自分が経験したことがない方向けの部屋探しは、当時は社会に出たてのペーペーだったので良くわからず苦戦しました。

Cさん
Cさん

また、毎日一瞬で過ぎてしまうくらい忙しいのもやりがいを感じる瞬間でした。

辛い点は、自分よりも歳が上の方だったり、ご家族で部屋探しをしているといった、自分が経験したことがない方向けの部屋探しは、当時は社会に出たてのペーペーだったので良くわからず苦戦しました。

20代で不動産業界を目指す方へのアドバイスについて

OTOMO
OTOMO

最後に、不動産業界を目指す方へのアドバイスをお願いします

Aさん
Aさん

不動産業界は決して簡単な職業ではないですが、大きなやりがいとそれに見合った報酬が得られます。

頑張っただけ成果が出る仕事だと思うので、やる気のある方にはおすすめです。 転職については、私はスキルが少ない状態だったため転職サイトを利用しましたが、上司や先輩で転職した方は、付き合いのある不動産会社に転職したり、取引先から紹介を貰って転職したりしていました。

Aさん
Aさん

また、私は入社1年目で宅建(宅地建物取引士)を取得したのですが、宅建は転職活動や普段の営業活動で役立った記憶があります。 住宅やコインパーキング業界では必須スキルではないため、宅建を持っていない人は多かったですが、宅建があると若手でもお客様に「すごい」と思われ、商談が優位に進みました。 不動産業界を目指す方は、どんな業種でも宅建を取得する事をおすすめします。

Bさん
Bさん

不動産業界は他業界と比較して、ブラックなイメージがあるかもしれません。 一定数は事実であり否定はいたしませんが、最近はかなりクリーンになってきました。 そういった意味では安心して転職していただけるのではないでしょうか。 転職の難易度は非常に低く、初心者であっても年齢を重ねていても採用してくれる会社は多数あると考えます。当たり前の話ですが、宅建や関連資格があると手当もついてなお良しです。

Bさん
Bさん

不動産業界への転職がおすすめかと言われれば、自身を持っておすすめと言えます。 理由は、私自身が不動産業界で良い思いをさせてもらっているからです。 活躍して稼げるのは、ほんの一握りと言われる世界ですが、成功するまで諦めずに続ければ他業界よりは必ず稼げるようになります。

Bさん
Bさん

実際、私は子供が3人いますが、「将来どんなに挫折しても宅建を取って不動産業界に入れば必ず何とかなる」といつも言っています。 もちろん、好き嫌いはある業界なので全ての人に向いているとは言えませんが、少なくとも「不動産業界に興味がある」、「怖いけど一度は経験してみたい」と思った時点で迷うことなくチャレンジして欲しいと思います。 入ってみたら意外と楽しくて前職から年収が3倍になったと言うような人も全く珍しくありません。

Cさん
Cさん

不動産会社に入社していると失敗の連続で落ち込むことがたくさんだと思います。それくらい大変で、重要なお仕事を毎日やっているからです。人の気持ちを汲み取る、ビジネスマナー、段取りや効率的に作業など日常的に行っているその仕事は他の業界、会社に就くと、とても役に立ちます。

Cさん
Cさん

実際に私は新卒で不動産会社についたことによって知らぬ間に以上のような力が身についていたみたいで、その後転職を2回しましたが、仕事で結果を出すスピード感を自分でも感じます。 もしほかに興味がある仕事があるなら、社会に通用する武器は揃ってるはずなのでどんどんチャレンジするとさらに自分の幅を広げることができると思います。

筆者自身も不動産業界にきて、もっと早くこの業界と出会いたかった、と強く思います。

私自身も宅建を取得したことで大きな自信に繋がりましたし、大げさではなく、人生が変わったと言えるインパクトがありました。

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不動産業界に挑戦したい方へ

今回は、20代で不動産業界で転職した方のストーリーを聞いてみました。

不動産業界に興味のある方は、ぜひトライしていただきたいと思います。奥深く、面白い不動産を一緒に極めていきましょう。

近年は、不動産業界専門の転職エージェントも出てきているため、転職活動も進めやすくなっています。

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うまく活用しながら、理想の不動産会社を見つけてみてください。

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