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【不動産就職】大手か中小どっちを選ぶべき?実際に働いて感じること

大手企業か中小企業か。

不動産会社を選ぶ上で、誰もが気になるポイントかと思います。

まず先に述べておくと、私は中小の不動産会社に勤めており、良い環境だと感じます。

そして、その会社では大手企業から転職してきた社員の方と、中小企業1社でずっと働いている人を見ています。

その上で結論。

大手を経験している人は、中小へいった方が良い。
大手を経験していない人は、大手へ行った方が良い。

ということです。

この記事では、その理由や、会社の探し方を解説していきます。

ちなみに、私自身は転職を4回以上繰り返し、1社目は大手、4社は中小企業ですが、中小企業最高!と思っています(笑)

OTOMO
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不動産業界で働きながら、不動産専門ブログを運営しているOTOMO(@zebrakun24)が解説します!

大手企業に一度は就職しておいた方が良い理由

まず、一度は大手企業は経験しておいた方が良い、と思います。

その理由は色々な面で仕事がやりやすくなるからです。

まずはメリットから。

  • 大手企業出身といえばハクがつく
  • コンプライアンス意識ががしっかりしている
  • 一定以上の基準が求められる
  • 組織の仕組みがわかる

これらを大手企業で経験していると、転職がしやすかったり、仕事がしやすかったりするのは事実です。

これは、実力の話ではなく、そこで評価されるのが転職市場です。

元住友不動産、元東急不動産といった方が、ハクがつくのが社会です。私は未経験で転職したので、そのような経歴を持っている方が羨ましかったです。

もちろん本質は、実力です。しかし、最初の基準が大手企業だと、その後のキャリアが楽になります。やりやすさが違うと思います。

実際、大手でも中小でもできる人はできるので、確率の話なのですが、つぶしがききやすい、その面で大手がいいのではと思います。

OTOMO
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私自身も、1社目は大手人材会社に勤めました。(1年で辞めましたが笑)少しだけでも最初に大手を経験して良かったなと思います。

大手経験者は、中小企業への就職がおすすめの理由

これは、私が経験したから分かりますが、大手から中小企業に行くと、上述の通り仕事がやりやすくなります。

もちろん最初は、風土に馴染むのが大変です。

やり方も違いますし、中小企業はオーナー(株主)の決定が全てなので、今までのやり方と大きく変わるかもしれません。

しかし、自分次第で、責任ある役職や面白い仕事を任せてもらえたりします。

私の先輩の話ですが、今の大手の給与の水準以上出すから来てほしい、と優遇されて入った人もいます。その方は、もちろん仕事ができる人でしたが、大手で働くことに行き詰まりを感じて、転職されたそうです。

大手は福利厚生も安定していますが、上のポストが詰まっている、だったり裁量や面白いことがやりにくい側面もあります。

その点で、中小企業という新たなフィールドで働くことで、また違うやりがいを見出せると思います。

OTOMO
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要は、自分次第でデザインできる環境。それが、中小企業で働く醍醐味だと思います。

大手中小それぞれのメリットデメリット

上記を踏まえて、気をつけておきたいことがあります。

それぞれの転職の注意点を語ります。

大手企業のメリットデメリット

大手企業は、そのブランド力で大きい仕事、面白い仕事が回ってくるのが醍醐味だと思います。

また、 福利厚生や労働環境もよく知らない中小企業よりは厳しく、しっかりしています。

仕事のスキル面においても、一定水準が求められるため、転職しやすいハクがつくのは大きいメリットです。

安定して働きたい方には、メリットでしょう。

一方、大手で気をつけなければならないこと。

それは、大きな組織であるが故に、部署や上司によって環境がガラッと変わることです。

自分が希望していた部署に配属されなかったり、転勤があったり、上司次第で働き方が変わったりすることもよく聞きます。

仕事とはそんなものかもしれませんが、自分で人生を切り開いていきたい!という方には少々物足りないかもしれません。

また、現に、大手を出て中小企業に転職したけれど、活躍できていない人はたくさんいますので、看板に頼らず、当事者意識を持って、仕事に取り組むことが自分のキャリアを上げていくために大切です。

中小企業のメリット・デメリット

世の中のほとんどは中小企業です。

そして、中小企業に素晴らしい会社はたくさんあります。

鍵は、いかにそのような企業と出会うか?という一点に尽きます。

加えて、中小企業は、社長との相性が非常に大切です。

中小企業は実に様々あり、会社の立ち上げ期や、成長期、社長が1人の会社、地方の中堅会社、ベンチャーまで様々。

自分とあった環境に巡り会えると、理想のキャリアに近い環境で働けることもあるでしょう。

自らの意思でキャリアを選択している、と実感が持てるのが私が感じるメリットです。

逆にデメリットは、情報が少ない点。

特に、コンプライアンスには気をつけるべきです。会社がきちんと法令遵守意識があるか?労働環境を守っているか?は、チェックしておくべきでしょう。

転職を検討する際、優先順位を決めておくと環境を選びやすくなります。給料・働く時間のバランスを取りたい・土日休みのところがいい・ガッツリ稼ぎたいベンチャー企業でガンガン働きたい、など。

私は、中小(ベンチャー)企業を4社経験していますので、色々な環境を見てきましたが、本当社長と自分の相性次第かなと思います。

OTOMO
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それぞれ長所短所はもちろんありますが、結局のところは自分次第で環境は変えていくことができます。

大手企業へ就職・転職する方法

そもそも、大手企業へ未経験で転職できるのか?

この点については、YESです。私も何人も知っています。

一般的には、売買仲介営業、賃貸仲介営業で考えると、これまで営業経験があったり、サービス業で働いたりしていた方であれば、その経験をもとに入社が可能です。

不動産営業は、対人サービスになるので、コミュニケーション力が必要です。

コミュニケーション力は、上手く喋れる能力ではなく、相手の求める答えを提供できる力

その能力があれば、採用してくれる企業はあります。

なお、大手といえば三井・住友・東急などが思い浮かぶかもしれませんが、正直、デベロッパーはかなり厳しいです。そもそも、応募枠も少ないのと、新卒でも超難関企業と言われているためです。

なので、狙い目としては営業経験があれば来て欲しいという大手会社

具体的には、販売会社管理会社です。

ここを狙うのが良いでしょう。

先ほど述べたように、大手でも会社によって結構クセがあります(笑)ので、できれば業界に精通しているエージェントを利用するなどして、色々な大手企業を見たいところです。

優良な中小企業へ就職・転職する方法

中小企業は、規模は大手に劣りますが、素晴らしい会社はたくさんあります

鍵は、その企業にどう出会うか?という点です。

中小企業といえども、規模は10人以下から500名程度の中堅会社まであるでしょう。

出会うきっかけは様々ありますが、よくあるケースは紹介取引先に転職したというケース。

中小企業は正直、広告力で大手に勝てませんので、求人広告を出していなかったり、優良企業であってもハローワークにしか出していなかったりします。

ただ、ある程度のところになると人材エージェントに採用を依頼する会社もあります。

不動産業界においては、中小企業の見るべきポイントは、歴史と事業内容、資産です。

中小企業は、地域密着企業であることも多いので、歴史があることは、その地域に支えられていることを表す裏返しになります。

また、事業内容は、仲介だけだと経営的に安定しません。なぜなら毎月フロー(営業しないと売り上げが立たないから)です。

お勧めは、自社でビルやマンションを経営したり、管理に力を入れている会社。

家賃収入があるので、そう簡単に潰れません。コロナの時にもそれで生き延びた会社もたくさんいました。

また、管理もストック(継続して手数料をもらえる)ビジネスになるので、売り上げの見込みが立ちやすいです。

経営的に安定した企業を軸に、あとは社長とのフィーリング、自分のやりたいことが実現できそうか?といった視点で選ぶと良いでしょう。

現に、大手から中小企業へ転職してよかった、という人もたくさんいます。

大手で鍛えられた、という経験がある人も多いので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

私が大手を最初に選ぶべき、という本質は、引き抜かれる人材になることを目指すという点。

大手でも中小でも、仕事ができる人はできます。

そして、できる人は必ず、より良い条件で引き抜かれます。

私は何度もそのケースを目の当たりにしてきました。

より良い条件で、自分を求めてくれる環境で働いた方が、人生の充実度も高まります。

是非自分に合った環境を見つけられることをお祈りしております。

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