こんにちは、不動産のOTOMO(@zebrakun24)です。
不動産会社の営業マンは、メンタルが強くないと出来ないと言われます。
本当にそうなのでしょうか?
不動産営業は離職率が高いイメージが強く、続けていくにはメンタル勝負と思われがち。
今回は、そんな不動産営業においてメンタルの強さは必要なのか解説します。
結論、メンタル弱い人結構多い業界です。
メンタル弱者が、不動産業界で成功するためのポイントも紹介します。
自身のメンタルに不安がある人は、是非参考にしてください。
目次
不動産営業でメンタルの強さは必要?
不動産営業においてメンタルの強さは必要なのか?
結論絶対必要な要素ではありません。
かく言う筆者も自他ともに認めるメンタル弱者ですが、不動産業界で十分やっていけています。
時には、仕事が理由でへこむこともありましたし、今でもあります。
生きていく上で、メンタルが強いに越したことはありません。
ただ、成果を残してなんぼの不動産業界では、強いメンタルよりもむしろ柔軟なメンタルの方が求められます。
不動産営業に必要である柔軟なメンタルとは?
柔軟なメンタルとは、自分の気持ちをコントロールするスキルのことを言います。
例えば、
- 上司からひどく詰められたときにその言葉から自分に必要なことだけ取り入れる
- 詰められたこと自体は受け流す
- 成果が上がらずにやる気が出ないときは、何も考えず機械的に出来る仕事に取り組む
- 顧客からのクレームに無心で返事をする
などのようなイメージですね。
要は、自分に起きていることを真正面から受け止めず冷静に対応出来ること。
これを柔軟性のあるメンタルといいます。
ある程度の努力と鍛錬をすれば柔軟なメンタルは誰でも手に入れることが出来ます。
そして、メンタルの柔軟性は仕事をする上でとても武器になるスキルです。
悩んでいる人は、是非この考え方を取り入れてみてくださいね。
不動産営業のメンタルが試されるシーン5選
ここでは、不動産営業がきついと言われる理由を5つ紹介します。
筆者の経験上、不動産営業を辞める人のほとんどは、以下で紹介するいずれかの理由によりギブアップして業界を去っていきます。
不動産営業に興味がある人や、これからチャレンジしたい人は、予め知っておいて欲しいです。
営業数字に追われる
何といっても不動産営業がきついと言われる最大の理由は、営業数字に追われることです。
不動産営業を好きで続けている筆者でも、営業数字には常に追われています。
成果が上がっていない月は、本当に苦しいと感じます。
その分、成果が上がった時の達成感や嬉しさと言うのは、ひとしおです。
毎月数字に追われる辛さは、別の業界よりも大きいかも知れません。
上司に詰められる
不動産業界は、成果が上がっていない時や仕事でミスをした時は、上司から当然のように詰められる昔からの文化があります。
現在は、コンプライアンス遵守の会社が増え、昔ほどのパワハラは少なくなったようです。
しかし他業界と比べると、まだまだパワハラ気質が残っている業界です。
先述したようにメンタルが柔軟な人であれば、やり過ごせます。
しかし真正面から受け止めてしまう人は注意が必要です。
詰め癖がある上司は、本当に「ただ言いたいだけ」のケースがほとんどなので、まともに接しないことが一番です。
まともな社会人であれば、他人に対して暴言を吐くことや詰めることなんてしないですから。
顧客から理不尽なクレームを受ける
「不動産業=クレーム産業」と言われるほど、不動産業界はクレームが多い業界です。
扱う商品が高額なため、顧客側も取引にはよりシビアになるからです。
クレームの内容は、営業側が完全に悪いと言うケースもあります。
しかし中には誰が見ても、顧客の確認不足や認識不足のような理不尽なケースもあります。
理不尽なクレームを理由に病んでしまうと言う営業マンも少なくありません。
予め、クレームは当たり前にあるものだと理解しておいた方が良いでしょう。
電話営業やポスティングなどの肉体労働
不動産営業は、精神的にきついイメージが強いです。
実は、電話営業やチラシのポスティング、外回りなど肉体的な負担も大きい仕事です。
不動産業界では、電話営業とポスティングがつらい業務として有名ですね。
電話営業は、基本的に断られるケースがほとんどです。
初めて経験する人には、精神的にもつらく感じてしまうでしょう。
電話営業やポスティングは、基本的に単純作業なので、作業内容だけ事前に頭で考えて、実際の業務は無心でやるのが一番効率的で疲れません。
電話営業についてもはじめにトークの内容を決めて紙にまとめておくだけで、電話営業がぐっと楽になるのでおすすめですよ!
なお、最近では大手でもポスティングを辞める動きが出ていたり、営業方法も会社によってかなり変わります。
こちらも参考にしてみてください。
契約しないと他業界よりはるかに安月給という現実
高収入のイメージが強い不動産営業です。
しかし契約して成果を上げていないと、他業界よりもはるかに安月給です。
固定給がほとんどない会社も多いので、契約しないと生活していくことすら厳しくなります。
不動産業界がきついと言われる理由は、激務であることや上司のパワハラが多いです。
しかし、辞める理由は契約出来ずに稼げないと言う理由が、周りで最も多いです。
不動産業界は、入社してから稼げるようになるのに最低半年ほどはかかります。
実力があればすぐに稼げると思っている人は注意しましょう。
メンタル弱者が不動産営業で成功するポイントとは?
それでは、本題であるメンタル弱者でも不動産営業で成功する為のポイントについて紹介します。
不動産営業においてメンタルの強さは必要ないと述べてきました。
メンタルの弱さを不安に感じている人は、以下で紹介する内容を実践することをおすすめします。
紹介する内容は、どこの会社に入っても共通して使える内容です。
これから不動産営業にチャレンジしたいと言う人は、是非参考にしてください。
社内の人間関係を良好にする
まず、どこの業界でもそうですが、社内の人間関係を良好にしておくことは、基本中の基本です。
社内の人間関係が悪いと、成果が上がらないときに助けてくれる人がいません。
社内で孤立してしまいます。
「不動産営業は実力勝負であり人間関係なんて関係ない」と思っている人は危険です。
不動産営業で成功し、長く続けていく為には、組織の中での立ち振る舞いも重要です。
実力があっても社内の人間関係を良好に築けない人は、転職を繰り返す傾向にあります。
そのうち業界内で居づらくなる可能性もあるので、どこの会社に入社しても社内の人間関係は、はじめから意識的に良くしておきましょう。
はじめのうちは結果より過程を重要視する
入社してから間もないはじめのうちは、営業の結果より過程を重要視することをおすすめします。
単純に結果だけにフォーカスして仕事をしていると、結果が出ない時にモチベーションを保つのが難しくなります。
もちろん、未経験から入社してすぐに結果を出す人もいます。
企業の求人情報を見てもそのような人が、クローズアップされがちですが、実際はそうあまくありません。
たまたますぐに成果が上がっても、その後が続かずに苦しむ人もいます。
筆者の経験上ですが、不動産営業ははじめに苦労して遅咲した営業マンの方が大成する傾向にあります。
入社してから数か月間は、上司側も営業活動の過程を評価しているケースが多いです。
はじめのうちは、焦らず過程を大切に営業としての下地を作っていきましょう。
成果が出ないことを自分だけのせいにしない
真っ向から否定されそうな言葉ですが、実はこれ比較的厳しい業界で営業を続けていく上では重要な考え方です。
全て他責にした方が良いと言うわけではありません。
もちろんプロの営業マンである以上、成果が出ないときに自分に足りないものを分析することはとても大切です。
ただ、成果が上がらず精神的につらい時に自分だけを責めてしまうのは、モチベーションが低下し、あまり生産的でありません。
成果が上がらない理由を客観的に分析してみましょう。
「どこか会社や自社商品が悪い部分もあるのでは?」と考えるのは、とても良いことです。
競合他社との比較にもなりますからね。
自分を責める行為は、上司にお任せすれば喜んでやってくれます。
せめて自分だけは、自分の味方をしてあげるとモチベーションを下げず仕事に取り組めますよ!
不動産営業はまじめでメンタルが強い人ほど疲弊しやすい
不動産営業は、メンタルが強い人の方が有利と思われがちです。
しかし実は、真面目で自分はメンタルが強いと思っている人ほど、結果的に疲弊しやすい傾向にあります。
どんな状況でも自分を追い込んでしまう為、どんどん精神的に疲弊していきます。
気づいたときには、うつ病など心の病にかかってしまうケースも珍しくありません。
また、メンタルが強いキャラで周りから認識されると、上司からの標的になりやすいので、本当にあまり良いことがありません。
会社や上司からの受けは間違いなく良いですけどね。
継続的に営業で成果を出す為には、心身ともに健康と言うのが、絶対に欠かせません。
精神的な病は、一度発症するとなかなか治らないです。
自分がメンタル強者と思っている人は本当に注意してください。
不動産営業のメンタルまとめ
今回は、不動産営業におけるメンタルをテーマに解説しました。
メンタルが強い人の集まりと思われがちな不動産業界ですが、実際のところはそうでもありません。
解説したように、不動産営業に必要なメンタルは強さ以上に柔軟さです。
常に成果を求められる不動産業界においては、メンタルの強さは、あまり役に立たず、むしろ逆効果になることさえあります。
メンタルが強いからと言って成果につながるわけではないですからね。
今の職場がどうしても辛い、もう限界、という人は会社や職種を変えることで解消できるケースもあります。
今すぐでなくても心の余裕があるときに、転職活動を開始しておきましょう。