業界の今後|不動産業ビジョン2030を解説

【マレーシア住宅事情コラム】建築士さんとの議事録

先日、マレーシアで活動されていらっしゃるベテラン一級建築士さんとZOOMでお話ししました。

話題は、日本の住宅が東南アジアで受け入れられるかどうか。

日々私は日本の住宅が東南アジアで求められるタイミングが来ると思っているわけで、実際に大和ハウスさん、阪急阪神不動産さんをはじめとして大手デベロッパーさんが続々と進出しています。

国やエリア、家のグレードにもより、販売状況が良いところもあれば、悪いところもあるみたいでした。

例えば、大和ハウスさんが現地で始めて手がけた、日本の技術で建てる家プロジェクト「サクラレジデンス 」も売れ行きは芳しくないようです。

とはいっても現地駐在員や富裕層の方向けで、高価格帯ですので、ターゲットとしても中々難しいところがあると思います。

ちなみに、シンガポールから30分と好立地のところにあります。

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東南アジアと日本では気候も違うので、家のつくりも違うので、どのような住宅が受け入れられるのか、という話をしました。

ここはプロダクトアウトにならないように、実際に現地に住んでみるしかないと思っています。(早く自由に行き来できるようになってほしい)

テラスハウスのような連棟に住んでいる方も多いみたいですね。多国籍企業なので、隣がインド系・隣が中国系、と中々多様らしいです。価格は800万円程度で10年ほどのローンを組んでいる友人もいるとのこと。

不動産の仕事をしていると、テラスハウス(連棟)の売却を依頼されることがありますが、築年数も古く安価なことが多いです。

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しかし、住宅の前にそもそも開発用地の取得が困難を極めているということ。

現地デベロッパーでさえ、パーム油の土地を買って何年も塩漬け、コンドミニアムは工事中で中々進まない。

開発ラッシュの裏側で数えきれない失敗があるようですが、(ここは日本の今の空き地が多くなっている分譲地を見てもなんとも言い難いですが)、ただ土地を買って家を建てて終わり、というわけには行きませんからね。

日本でも開発の時に、権利者との交渉やインフラ整備など、まあお金と時間とコネクションがいります。

開発用地を仕入れる時は、何区画数開発できてどのぐらい利益が出るのか、地盤は大丈夫なのか?色々調べなければなりませんので、日々悩みは尽きません笑

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東南アジアに関しては、ほとんどが借地権付きであるため、マレーシアは唯一所有権が持てるというところが特徴です。

この手の話になると、周辺産業(リフォームや電気整備など)の方がチャンスがあるのでは?とご意見いただくことが99%です。

しかし、目標は目指すことに意味があると思い、またリサーチを続けていきたいと思います。

余談ですが、現地の様子を聞くと、空港の人はほとんどマスクをしていないみたいです。