ヒューリックの年収と企業研究【不動産業界を調べつくす】

こんにちは、不動産のOTOMO(@zebrakun24)です。

IT業界出身、現役不動産業界に身をおく筆者が、大好きな不動産業界を調べ尽くすシリーズ！

始めていきたいと思います。

今回は、平均年収上位ランキング常連のヒューリックについての企業研究を行います。

聞いたことはあるけど、実際にどのようなことをしているのか。会社の概要から歴史、平均年収などのデータを紐解いていきたいと思います。

企業研究や、就職・転職の参考にしてください。

2022年3月時点の最新データです。記載情報は、WEBサイトや開示情報（IR）をもとに調査、執筆しています。

ヒューリックの基礎情報と特徴

ヒューリックの設立は、1957年。富士銀行（現：みずほ銀行）の店舗管理業務、保険代理店業務等を目的として、資本金3,0000万円で日本橋興業株式会社の商号で設立されました。

創業50年である2007年に、今のヒューリック株式会社に商号変更となりました。

ヒューリック（HULIC）という社名は「HUMAN（ひと）」「LIFE（生活）」「CREATE（創造する）」の3つの言葉の組み合わせで作られています。

基礎データ

それでは、会社概要から見てみましょう。

売上と利益規模（直近3年間）

経常収益は、2017年から右肩上がりで純増しています。

平均年収と従業員数（直近3年間）

次に、平均給与見てみましょう。

この数字は、他社と比べてもダントツで高い数字になっており、2021年末時点では、不動産業界の中でもダントツです。

「変革とスピード」をモットーに専門資格を持ったプロが少数精鋭で生産性を追求した効率経営を行なっている点が特徴です。

ヒューリックの事業内容と強み

ヒューリックの事業は大きく以下の4つで構成されます。

その中でも、主軸・強みは不動産事業です。

東京23区を中心に、好立地のオフィス・銀行店舗・商業ビルやホテル、老人ホーム等の「不動産賃貸事業」が一番の中核です。

特に、銀座や有楽町には全30物件、渋谷・青山エリアには全21物件、都心の主要エリアにバリエーション豊富な物件を所有しているのは、大きな強みです。

ホームページでも物件が公開されているので、ぜひ見ていただきたいです。

ヒューリックのオフィスビルの強みは、大きく以下の点が挙げられます。

今後も続々と着工、竣工予定の建物がラインナップされており、破竹の勢いで業績を伸ばしています。

ヒューリックの経営方針、成長戦略

ヒューリックのテーマは、選択と集中です。

大きな投資を数々行っていますが、経営方針は明確です。

マンション開発、海外不動産や地方のオフィス投資、大規模開発は人口動向や事業リスクを考えて、行わない

としています。

将来の変化を予測し、少数精鋭、経営資源を生かした戦略を取ります。

また、ビルの建替で収益力をアップさせる「立替事業」も大きな特徴です。

古いビルは、多くが容積率（簡単に言えば建てられる容積）を余しているので、積極的に立て替えて賃貸面積を増やし、収益力を向上させています。

加えて高級温泉旅館「ふふシリーズ」も展開。箱根や熱海、河口湖、奈良、日光に加えて、他のエリアでも開発計画が進行中です。

他にも、木造建築ビルへの取り組み、地震対策の徹底、2050年CO2排出の取り組み、など、サステナビリティへも積極に取り組んでいます。

中でも面白いと思うのでは、マサチューセッツ工科大学と共同で「自然換気システム」や「自然採光ルーパー」の新技術を開発し、本社ビルに導入しているそうです。

ヒューリックのキャリア採用情報

そんなヒューリックですが、正直採用は狭き門です。

求める人物像は、ヒューリックのエンジンになれる人。

キャリア採用においては、2022年4月時点、以下の募集が行われています。

要件を見ると、都市計画提案や、再開発事業に関する経験をお持ちの方であったり、コンサル業界出身でM&A出身であったりと要件もかなり高いことがわかります。

要件を満たし、自信がある方はメールで履歴書を送ることで応募ができます。

まとめ

以上、今回はヒューリックについて取り上げてみました。

ご参考になれば嬉しいです。

関連記事も合わせてどうぞ。

2022年3月26日 【全100社】高年収不動産企業ランキング2022年版を作成してみた！