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阪急阪神不動産のマレーシア展開をまとめてみた

今回は、マレーシアに進出する日系不動産企業「阪急阪神不動産株式会社」についてまとめてみました。

阪急阪神不動産株式会社(以下、阪急阪神不動産)は、マレーシアの現地デベロッパー「イレカ(Ireka Corporation Berhad )社」と、マンション分譲事業「リンブンカシア(RIMBUN KASIA) プロジェクト」を2018年から開始しています。

マレーシア進出の背景

阪急阪神不動産にとって、このプロジェクトは、マレーシアにおける初の住宅事業となります。

これまで、ベトナム・タイ・フィリピン・インドネシアで数々のマンションや戸建開発を行っていましたが、同社が掲げる長期ビジョン「深める沿線 拡げるフィールド」というスローガンをもとに、海外での不動産事業の規模拡大を目指しています。

過去の進出実績は以下の通りです。

リリースより引用

リンブンカシアプロジェクトの概要

リンブンカシアプロジェクトは、合計約850戸に渡るマンションの開発プロジェクトです。

RIMBUN KASIA (リンブンカシア)竣工イメージ

リンブンカシア
阪急阪神不動産ホームページより引用

本プロジェクトは進むのはニライ地区というエリアで、クアラルンプール国際空港に近く、プトラジャヤ(新行政都
市)
サイバージャヤ(IT 都市)のベッドタウンとして開発が進むエリアです。

大学などの教育機関が多いほか、大型スーパーマーケットや総合病院があり今後更なる発展が期待されています。

プロジェクトの概要
【建 設 地】 マレーシア ヌグリスンビラン州 セレムバン郡
【敷地面積】 約 53,600 ㎡(公園等を含む)
【総 戸 数】 約 850 戸
【総事業費】 約 341 百万リンギット(約 96 億円)
【事業比率】 阪急阪神不動産45%、イレカ社55%

建築予定のマンションには2タイプあります。

タイプ:マンションdwi(ドゥイ)
所在地:ヌグリスンビラン州セレムバン郡
戸数:382戸
竣工予定:2021年〜(予定)

タイプ:マンションrintik(リンティック)
所在地:ヌグリスンビラン州セレムバン郡
戸数:382戸
竣工予定:2021年〜(予定)

2021.06.19時点 HPより

私も実際にサイバージャヤに行ったことはあり、大手IT企業やMICE施設などもみて回ったことがあります。

私も実際にサイバージャヤに行ったことはあり、大手IT企業やMICE施設などもみて回ったことがあります。

サイバージャヤエリアにある施設

イレカ社の概要

イレカ(Ireka Corporation)社は、50年以上にわたって建設関連事業をマレーシアで行なう不動産会社です。

クアラルンプールの高級住宅街モントキアラを中心に住宅開発を行ってきており、クアラルンプールの郊外エリアでも住宅開発に取り組む会社です。

会社HPより引用

イレカは過去50年にわたって一貫した成長の良い実績を確立しています。これは、ビジネスで最高水準の設計、建設、サービスを提供することを目的としており、近年、FIABCIやアジア太平洋不動産賞​​などのいくつかの主要な業界賞を受賞しています。

コーポレートサイト 英語文を翻訳して引用


企業概要
【会 社 名】 Ireka Corporation Berhad
【所 在 地】 Wisma Mont’ Kiara, No 1, Jalan Kiara, Mont’ Kiara 50480 Kuala Lumpur, Malaysia
【代 表 者】 Datuk Lai Voon Hon(ダトゥ・ライ・ブン・ホン)
【資 本 金】 約144百万リンギット(約41億円、2017年12月)
【売 上 高】 約332百万リンギット(約94億円、2017年3月期)
【事 業 内 容】 不動産開発事業、建設事業、他
【従 業 員 数】 約617名(2017年12月)

まとめ

今回は、阪急阪神不動産株式会社をご紹介しました!引き続きマレーシアに進出している企業をまとめていきたいと思います。

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