こんにちは、不動産のOTOMO(@zebrakun24)です。
さて、今回は不動産業界から異業種への転職について。
今では不動産業界に根を張る覚悟をしている私ですが、これまでに、数多くの業種を経験してきました。
しかし、誰にとってもやはり人生は一度きり。
違う世界も見てみたい、と思うのが人情でしょう。
そこで、今回は、現役不動産屋の私が、戦略的プランを、私なりに考えてみたいと思います。
自身のキャリアにお悩みの方に見ていただきたいです。
目次
不動産業界から異業種に転職する際に考えたいこと
まず、初めに考えたいこと。
何のために転職するのか?ここを固めなければなりません。
決めていく作業です。
本当は、どんな理由があるのか?自分と向き合う
理由に良し悪しはありませんから、まず自分の気持ちと向き合ってみることが大切です。
- 今の環境が残業が多い
- 今の会社で吸収し切ったから次の新しい仕事に挑戦したい
- 今の会社の給料が安いからあげたい
- 職場の人間関係に不満がある
- 子供も生まれたからもう少し安定したい
など、色々な理由があると思いますので、これは、自分にしかわからないことです。
今回は、不動産業界から異業界の転職がテーマですので、まず、不動産の仕事が嫌なのか、環境が嫌なのかを切り分けて考えた方が良いと思います。
今、ハードな環境だけど、同じ内容でホワイトな環境にいったら、全然違った、というケースもよくあります。
自分は、将来何がしたいのか?
自分の本音はどこにあるのか?
これをノートに思いつくままでに書いてみてください。
自分にはどのようなスキルがあるのか
また、合わせて自分に今何のスキルがあるかを棚卸することも大切です。
- 営業(売買・賃貸)をやっていたのか
- 管理をやっていたのか
- 宅建などの資格を持っているのか
- 事務をしているのか
転職をする際には、今からやっていきたいことも大切ですが、これまでにやってきたことも大切です。
これは、年齢によるところも大きいでしょう。
例えば、年齢によっても異なりますが、20代や第二新卒であれば、経験が浅くてもポテンシャル採用は十分にあり得ます。
事実私も、1年目の会社をやめた状態で、スキルというスキルはないもののすぐに転職が決まりました。
30代や40代以上であれば、やはりこれまでの実績を問われます。どういう風に仕事に取り組み、どのような成果を出したのか。
ここを棚卸ししておくことは、とても大切です。
中々自分のキャリアを振り返ることはないと思いますから、この機会に、自分にどういう実績があるのかを整理してみましょう。
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不動産業界から異業界に転職する2つのパターン
考えた結果として、やはり転職したい!という結論に至れば、転職活動を開始しましょう。
結果的に、どうなっても、外の世界を見るのは、将来の自分のキャリアを考えるきっかけにもなるのでおすすめです。
今回は、不動産業界から異業界に転職するときのパターンとして以下の2つを考えてみました。
- 業界を変えて職種は変えない
- 業界も変えて職種も変える
具体的に検討していきましょう。
業界を変えて、職種は変えない
例えば、今営業をしていて、営業はやりたい!という場合。
この場合は、他の業界で営業として転職することが可能です。
営業という職種は、企業の売上を上げる大切な部分なので、求められることが多いです。
営業には、大きく以下の2つがあります。
- B to C(対個人)
- B to B(対法人)
不動産営業であれば、B to C(売買や賃貸営業など)の営業を経験されている方は多いでしょう。中には、BtoB(事業用物件などの営業)をされている方もいると思います。
企業によって求められるスキルは異なりますが、他にも営業ができる仕事はたくさんあります。
- 金融(保険)営業・・・主にBtoC、個人営業です。
- MR・・・医師向けの営業
- 広告営業・・・企業向けに、広告を出しませんか?という営業。
- IT営業・・・扱うサービスによって様々。BtoCの場合もあれば、BtoBの場合も。
- メーカー法人営業・・・商品を小売店などに営業をかけたりします。
特に、金融やMRは給与が高いことで有名です。業界自体の利益率も良いためです。
IT営業は、ITといっても様々なので、よく検討する必要があるでしょう。
まず自分が興味ありそうな業界を、ネットで検索したり、調べてみるのも良いですね。
業界も変えて、職種も変える
次に、職種を変えるパターンです。
営業をやってきたけど、次は新しい職種に挑戦したい。
このパターンの時には、職種を変えることが検討されます。
自分が営業をやってきたと仮定して、考えてみましょう。
世の中にはたくさんの仕事がありますので、色々とチャレンジすることができます。
- マーケティング職
- 営業企画職
- 人事職
- 広報職
- キャリアコンサルタント
- ウエディングプランナー などなど
例えば、マーケティング職であれば、営業提案や改善をしてきた実績があれば、挑戦することもできるでしょう。マーケティングと営業は密接に繋がっているからです。
そして、営業をしていたとしても、キャリアコンサルタントやウエディングプランナーといった専門職に転職することも可能です。(職種は例えです)
これはなぜ可能かというと、その専門職が必要としているのは対人関係能力やコミュニケーション能力だったりするからです。その職種に求められる要件を自分が満たしていれば、職を変えることのできる可能性は高い、ということです。
また、角度は少し違いますが、最近ではプログラミングを学んでそのままIT業界に転職する、という方法もあります。
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ちなみに、やりたい仕事がある場合は、中小やベンチャー企業を選ぶこともおすすめです。
私もそうなのですが、大手企業に入ったときは、もちろん自分の希望の仕事はさせてもらえません。業務も細分化されているため、全体を見渡すのは中々難しいのです。
しかし、中小やベンチャーで、社長に近い場合は、自分から色々提案することで、比較的裁量を持って仕事をすることができます。
逆に言えば、営業も企画も事務も、色々やってみたい人におすすめです。手を挙げればチャンスは溢れています。他に、給与や時間面、福利厚生で譲れない条件がある方は、ある程度規模感のある会社の方がコンプライアンスは徹底しているでしょう。
自分がどう生きて、何を優先するか。
ここがポイントになります。
不動産業界から異業界に、本当に転職すべきか?を今一度考える
ここまで、異業界への転職をみてきましたが、不動産業界という業界は変えずに職種を変える、という選択肢も捨てないでおいていて欲しいです。
不動産は、本当に食いっぱぐれない、と私は思っていまして、仮にブランクができても、宅建があったり、専門知識があれば、戻ってこれる受け皿のある業界です。
今、流通という分野であれば、開発や管理、さらには不動産テック、という領域もあります。事業会社の不動産部門、といったパターンもありますよね。
色々な求人を見ていると、不動産仲介営業の経験があれば、職種を変えて新たなチャレンジが可能な求人も多いと思います。
私の周りでも、元々大手財閥系の不動産販売会社で休みなく働いていた営業マンが、業界を変えずに、環境を変えたことで、休みも通常通りで給料も変わらず、とても良かった、という人も何人もいます。
私がいうのもなんですが、不動産業界は少々独特の習慣があると思っています(笑)。少なくとも、私の周りは体育会系の方が多いですし、ゴルフや麻雀好きの方も多いです。私はやりませんが・・・
意外と環境を変えたら、仕事自体は好きだった!というケースも多いと思うので、ぜひ色々な可能性を検討してみてください。
最後に
転職やキャリアを考える、というのはとても体力のいることです。
と、同時に人生100年時代と言われている今、いろんな人生があっても良いと思います。
副業をしながらでも、好きなことでお金を稼げる時代です。
一つ言いたいのは、精神的に追い詰められて病んでしまうまで働かなくても良いのではということです。
私もそのような経験もありましたが、環境を変えることで、また大きな活躍をすることができました。
失敗が多いほど人は強くなれるものだと思います。
まあ、辞めたとしてもまた戻ってこれる業界でもありますし、キャリアのスタートで、この仕事がもう嫌だ!という方もいらっしゃると思います。
そのような場合は、無理に続ける必要もないと思います。
いずれにせよ、自分の人生。
自分の思う道を進んでいきましょう!