業界の今後|不動産業ビジョン2030を解説

【個人レビュー】不動産業界で役立つ資格を9つを厳選比較!【転職や年収アップにも】

今回は、不動産系資格についてまとめてみたいと思います。

私自身の勉強経験や、業界の周りの先輩にも聞いてみて「取ってよかった」と教えてもらった資格も含めて、こちらでまとめています。

不動産系国家資格

まず、言わずとしれた国家資格から紹介します!

宅地建物取引士

なんといっても、まず第一に「宅地建物取引士」、いわゆる「宅建(たっけん)」は王道の資格です。

宅建試験の総合評価
総合評価
 (5)
お役立ち度
 (5)
受験しやすさ
 (5)
難易度(宅建を基準に)
 (3)

宅建は、不動産を取引する専門家だということを示す資格です。

なぜ「宅建=不動産」になるかというと、宅建資格を持っている人を雇わないと不動産屋さんを営むことができないからです。宅建業を営むには、事務所の5人に1人以上は、専任の宅建士を雇わなければなりません。

宅建業免許がいらない仕事も!

なお、大家業のような不動産業(非宅建業)は、宅建士の設置義務はありません。

この資格は、毎年20万人以上が受けており、令和3年には過去最高の受験者数を記録した大人気資格です。

不動産取引の基本中の基本資格ですので、是非取得されることをお勧めします。

近年は、受験資格が緩いことから、不動産業以外の学生や主婦の方などの受験者数も増え、また受験傾向も変わってきています。

ただし、勉強時間が300時間程度で受かると言われていたり(独学だともう少し必要)、誰でも受けられることから、受けやすい資格です。しかし、舐めてかかると、5年以上受からない、といった人も私の周りでも多くいます。本気にならなければ受からない試験です。

▼よければ私の体験記事も参考にしてみてください。

宅建合格に必要な勉強時間は300時間はウソ?鵜呑みにすると失敗します【独学経験談と対策】

宅建試験の概要

項目内容
資格種類国家資格
試験日年1回(10月 or 12月)
受験者数例年約20万人
合格率約15%〜17%
所要勉強時間(目安)300時間
受験料7,000円
受験資格誰でもOK
OTOMO
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宅建は、転職や開業にも断然有利ですし、資格手当(月1〜3万円)がつく会社が多いです。何より実生活にも結びつくので、是非是非、チャレンジされることを強くお勧めします。

賃貸不動産経営管理士

次に、賃貸不動産経営管理です。これまで民間資格だった同資格は、令和3年に国家資格となり、現在人気上昇中の資格になります。

賃貸不動産経営管理士の総合評価
総合評価
 (4)
お役立ち度
 (4.5)
受験しやすさ
 (5)
難易度(宅建より簡単)
 (1.5)

賃貸不動産経営管理士は、賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律において、賃貸住宅管理業務を行ううえで設置が義務付けられている「業務管理者」の要件とされた法体系に基づく国家資格です。

国家資格となった背景

賃貸物件のオーナーと入居者、管理会社のトラブルが年々増えており、業界の健全な発展と育成を図るため「賃貸住宅管理業登録制度」が創設されました。 賃貸住宅管理業務をおこなう事業者は、国土交通大臣登録を受ける必要があります(ただし条件あり※詳しくはこちら

こちらも、令和3年に国家資格になったことから、今後ますます注目の高まる資格、かつ需要が増える資格であるといえます。近年受験者数が急増している資格で、合格率も年々厳しくなっています。取得を希望する場合は早めの受験が望ましいかもしれません。

本記事では、まだ令和3年の試験発表がまだですが、受験者数も過去最多となりました。

賃貸不動産経営管理士試験の概要

項目内容
資格種類国家資格
試験日11月
受験者数12,520名(令和3年度)
合格率約29.5%(令和2年度)
所要勉強時間(目安)100時間
受験料13,200円
受験資格誰でもOK
OTOMO
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宅建試験と内容が重複する点も多いため、同時受験される方も多いです。

マンション管理士

マンション管理士は、「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」に基づく国家資格です。いわばマンションのスペシャリストになります。

マンション管理士の総合評価
総合評価
 (4)
お役立ち度
 (5)
受験しやすさ
 (5)
難易度(宅建より難しい)
 (3.5)

試験に合格して、登録することで「マンション管理士」の名称を使用できます。

一般的な知名度は低いかもしれませんが、マンションに関わる会社では、かなり重宝されます。

管理組合と顧問契約を結んだり、管理規約の策定、さらには長期修繕計画などにも携わります。

マンションの売買をする場合でも、信頼度も高まりますし、実生活でも大いに結びつく資格です。この試験の特徴は、年齢層が高いことで、令和2年においては合格者平均年齢は48.5歳(引用:合格者統計資料)でした。

令和元年7月末時点では、マンション管理士の登録者は25,187名となっています。

マンション管理士試験の概要

項目内容
資格種類国家資格
試験日11月
受験者数12,520名(令和2年度)
合格率約7〜9%(令和2年度)
所要勉強時間(目安)約500時間
受験料9,400円
受験資格誰でもOK
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勉強目安は500時間と、試験の難易度は宅建よりも難しいと言われていますが、マンションに関わる方にとっては、取得しておくとプラスになる部分が多い資格かと思います。

不動産鑑定士

これが取れたらすごい資格です。「司法試験」「公認会計士」と同じく日本三大国家資格と言われています。

不動産鑑定士の総合評価
総合評価
 (3.5)
お役立ち度
 (5)
受験しやすさ
 (1.5)
難易度(鬼ムズ)
 (5)

不動産鑑定士は、不動産の経済価値に関する高度専門家です。勉強時間についても、最低2,000時間、多いと5,000時間程度勉強時間が必要とされており、並大抵の勉強では太刀打ちできません。

まさに不動産のプロフェッショナルとしてのこの資格。

不動産鑑定業を営もうとするものは、専任の不動産鑑定士を1名以上おかなければならないという決まりもあります。

1次試験(短答)、2次(論文)、実務修習の3つの工程があります。なお、受験失格は2006年から撤廃されて、誰でも受けれるようになっています。

不動産鑑定士試験の概要

項目内容
資格種類国家資格
試験日短答式試験:5月
論文式試:8月
受験者数短答式受験者数:1,709名(令和3年)
論文式受験者数:809名(令和3年)
合格率16.7%(令和3年度)
所要勉強時間(目安)約2,700〜5,000時間
受験料12,800円(電子予納)
受験資格誰でもOK
OTOMO
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相当な気力と根性、精神力がいる資格です。私も数名程度しか知り合いがいません。合格には、なぜ鑑定士を受けるのか?といった確固たる意思が必要だと思います。

不動産系以外の国家資格

ここからは、不動産に直接関わりはないものの、深い結びつきのある資格を、総合評価中心にご紹介します。

例えば、宅建士に加えて、以下の資格にもチャレンジすることで、間違いなくステップアップを図ることができると思います。

建築士

建築士は、「建築士法」に定められた資格を持って、建物の設計・工事監理を行う建築のプロフェッショナルです。

建築士の総合評価
総合評価
 (4)
お役立ち度
 (5)
受験しやすさ
 (3)
難易度(級による)
 (3.5)

建築士には、建築士ほうに基づく資格試験として、1級建築士・2級建築士・木造建築士と3種類あります。

令和2年には、受験資格が見直され、元々実務経験が必要だったものが、免許登録要件になりました。

ただし、四年制大学を卒業(指定科目取得が必要)などの要件があるため、不動産のように誰でも受けられる試験ではない点に注意が必要です。

受験資格に当てはまる方は、建築がわかる不動産屋さんとしても活躍することができます。

OTOMO
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不動産屋でも意外と建築のことを知らない人が多いため、大きな差別化になります。

FP技能士(ファイナンシャルプランナー)

また、ファイナンシャルプランナーも人気です。この試験は年に3回あるため、比較的容易にチャレンジができます。

ファイナンシャルプランナーの総合評価
総合評価
 (4.5)
お役立ち度
 (5)
受験しやすさ
 (5)
難易度(級による)
 (3)

不動産で一番大切なお金周りのことを勉強できます。FPは、金融や税制に関する知識があり、マイホーム購入や不動産投資にも大きな役に立ちます。

実際、宅建ファイナンシャルプランナーを併せ持つ不動産さんは多いように感じます。

認知度もあるので、エンドユーザーであるお客さんでも知っている場合が多く、信頼性が高まるケースが多いです。

特に住宅(実需)の営業投資用物件営業をしている方であれば、大きな武器になるでしょう。

行政書士

宅建士に合格した後に、次のステップとして受ける資格が多いのも行政書士の特徴となります。

行政書士の総合評価
総合評価
 (4.5)
お役立ち度
 (4)
受験しやすさ
 (4)
難易度(難しい)
 (4)

行政書士といえば、不動産と絡むことが無いように感じるかもしれませんが、いわば法律のスペシャリストとして、不動産業にも大いに生きる資格です。

特に、民法も宅建より深く勉強しなければなりませんし、実務にも大きく活用できます。

さらに、宅建業(不動産業)や建設業の免許許可申請の代行も、行政書士の業務に含まれるので、不動産屋として開業をしたい方であれば、ビジネスチャンスが増えると言い換えても良いかもしれません。

合格に必要な勉強時間の目安は、初学者であれば約800〜1,000時間・合格率は10%前後と言われており、かなり難しい試験と言われますが、取得する価値は多いにある資格かと思います。

司法書士

不動産業界で働く人で、特に売買仲介する人であれば、必ず関わってくるのが司法書士の先生です。

司法書士の総合評価
総合評価
 (3.5)
お役立ち度
 (5)
受験しやすさ
 (2.5)
難易度(激ムズ)
 (4.5)

司法書士は、不動産売買の現場では、登記手続きをお願いすることが多いと思いますが、最難関国家資格の一つです。

合格率は約3〜5%で、受験者数は毎年約15,000人。その中から500〜600人しか受からないという狭き門の資格です。

2,000〜3,000時間の勉強時間が必要と言われており、合格には相当の労力と、覚悟が必要な資格です。

司法書士は法律の高度なスペシャリストなので、持っていると顧客からの信頼が高まります。

OTOMO
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何年も何年も試験に費やす方も多くいらっしゃるようです。

不動産系民間資格

最後に、不動産に関わる民間資格の中で、特におすすめの資格を1つ紹介します。

不動産コンサルティングマスター

不動産コンサルティングマスターは、宅建士・一級建築士・不動産鑑定士の試験に合格し、登録をし、不動産コンサルティング技能試験に合格し、なおかつ5年の実務経験を有しないと登録できない資格です。

これほどまでに難易度が高いにもかかわらず、民間資格ですので、不思議な感じがしますが、国土交通大臣の登録を上けて実施されているので、業界でのステータスは大きいです。

不動産コンサルティング技能士試験HPより

つまり、この資格を持っているということは、最低でも宅建士に登録してから、5年以上実務経験がある、と言い換えることができます。

顧客にも安心感を与えることができ、特に法人向けのビジネスを行われている方にとっても良い資格だと思います。

まとめ

先ほども言いましたが、資格は無数にあります。

なお、不動産の資格は無数にありますので、「何のために資格を取るのか?」が重要です。ぜひ参考にしてみてください!

しかし、実務に勝る勉強はありません。不動産は歴史も長く、学べば学ぶほど面白くなってきます。

不動産業界に興味がある方は、以下もご覧ください。

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