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売却が決まったらエアコンは撤去するべきですか?にプロが回答

不動産を売り出す時には気にならなかったことも、いざ取引が具体的になってくると、細かい部分が気になってくるかと思います。

不動産売却が決まりそうです。ふと思ったのですが、今部屋にエアコンが付いている状態ですが、どうすればいいでしょうか?

基本は売主さんに、撤去したい or 残したい をまず決めていただきます。その上で、買主さんとお話し合いをされるのをオススメします。

不動産売却時のエアコンの扱いについて

エアコンは、そもそも「動産(どうさん)」として扱われ、「不動産」には該当しません(民法第86条1項)。不動産取引には売買の対象にはならず、エアコンの有無で不動産価格が大きく上下するわけではないのです。

売主さんが引越される場合は、新居に持っていきたい、と思うこともあるでしょう。空き家の場合は、持っていく場所もないし、出来れば撤去したい。でも費用がかかるし、そのまま残しておけないかな、となります。

また、エアコンを残して、不動産とまとめて引き渡す場合、引き渡し後すぐに故障するなどのトラブルに巻き込まれかねません。そうならないためのコツも下記でお伝えいたします。

エアコンを撤去したい場合

まずは、エアコンを撤去したい場合です。

新居にエアコンを持っていきたいんだけれども、そのまま持っていってもいいかしら?

大丈夫です。そのままお持ちいただいて、新居に設置ください。

この場合は、問題はありません。お引っ越しの際に、業者さんに搬送をお願いすれば、取り付けまでしてもらえるでしょう。

エアコンを残しておきたい場合

逆に、エアコンを残しておきたい場合です。持っていた不動産のエアコンは、もう使わないから残しておきたい。空家で使っていないから、残しておきたい。このような場合もあるでしょう。

まずは、買主さん(不動産仲介会社の担当者)に相談してみましょう!

パターン1

エアコン、置いていってもいいかな?買主さんにも良かったら使って欲しいんだけど・・・

実は買主さんが、もうすでに新しいエアコンを買われているそうで、撤去をお願いしたいそうなんです、すいません・・・

このように、買主さんが撤去を希望される場合は撤去した方が取引はスムーズに進みます。中古をお好みでない方や、自身の好みで選びたい方もいらっしゃいます。

パターン2

エアコン、置いていってもいいかな?買主さんにも良かったら使って欲しいんだけど・・・

ありがとうございます!
買主さまも是非そのまま使いたい、とのことでしたので、その方向で進めます。

撤去費用にもお金はかかりますから、この形であれば双方が合意して一安心、という形になりそうですね。しかし、ここで油断してはいけません。その際に必ず気をつけておかなければならないことがあります。

エアコンの動作チェックをして、その旨を事前に知らせましょう。もしくは、出来れば設備のトラブルについて、責任を負わない契約にしてもらいましょう。

不動産取引においては、契約時に買主さんが知ることができなかった瑕疵(かし)が後日見つかった場合は、その責任を売主さんが負うことになっています。そして、民法では、買主さんが瑕疵(かし)を知った時から、1年以内に通知することで責任を追求できる、ということが定められています。

例えば、シロアリや雨漏り、などは実際に住んでみないとわかりませんよね。そのような建物の欠陥は主要な瑕疵(かし)として、買主さまから追求することができます。

しかし、家電については、引き渡した後に、「エアコンが動かないじゃないか!!」というトラブルは何としても避けたいものです。売主さん側としても親切心で残されていると思いますし、なにせ、家電は壊れやすいです。事前にトラブルを防ぐためにもエアコンの動作チェックもしておきたいです。

付帯設備表をつける

基本的には、売買契約の時には、付帯設備表(ふたいせつびひょう)をつけることになります。建物に付属している設備のリストを作って買主さまにお渡しします。

▼設備表のイメージ

この設備表に、設備の有無や、故障の不具合などを記入していきます。

付帯設備の責任を負わない条項をつける

また、不動産そのものに関する瑕疵と、付帯設備に関する瑕疵別々の条項で定め、付帯設備については引き渡し後の責任を一切負わないものとすることもできます。

買主さまの納得がありきですが、そのような前提で取引を進めておくと、後々のトラブルも少なくて済むかと思います。

不動産売却の際には、

瑕疵(かし)担保責任の免責条項(めんせきじょうこう)を入れてもらえますか?

と、不動産会社さんに相談してみましょう。これは実務ではよくあります。買主さんに納得していただいた上で取引を行います。こうすることで、設備を引き渡したけど、故障がないかな?といった心配をせずに済みます。

最後に

不動産売却が進んでくると、細かい部分の気苦労も多くなります。

できる限り、売却後のトラブルや、引き渡し後の心配をなくせるよう、ご参考になりましたら幸いです!