業界の今後|不動産業ビジョン2030を解説

【実体験】30代起業失敗後の再就職。サラリーマンに戻るとどんな感じなのかを語る

こんにちは、不動産のOTOMOと申します。

私は普段、不動産会社に勤めていますが、実の所、起業に失敗した結果、再就職を選択することになっています。

今回は、その経緯・実体験を語っていきたいのですが、まず最初に一言。

この話を書くのは、かっこいい成功体験ではありませんし、格好悪い部分が多いですが、私は当時再就職の時に、ものすごく悩んだ経験があります。

正直、起業に失敗するとメンタルがズタボロになります。

再就職するとメンタルがズタボロになります。

周りの目も、気になります。

それでも、何とかなります。

かの有名な2ch創設者、ひろゆき氏もインタビューの中でこのように述べています。

自分でやってみて失敗したら、再就職できないんじゃないか、と。だけど、自分で何かを始めようとして、失敗して、そこから再起するために再就職を目指している人って、「今まで誰でもできるような仕事をしてきました。転職したいです」みたいな人より、ずっと価値は高いと見られるはずです。

IT Mediaビジネス

さらにいえば、失敗という言葉すらなく、最後に成功するまで失敗ではない!と言い換えることもできます。

私もこの流れを経験したので、保証します。

仮に起業せずに、サラリーマンを続けていたり、起業をしたりするときよりもビジネス戦闘力は格段にアップしたと思います。

何とかせざるを得ない環境になると、人間は何とかするものです。

いくら綺麗事を言っても、生活がありますから!特にご家族がいらっしゃる場合にも!

ということで、今回はそのような方に向けて、私の経験が役に立てばと思い、この記事を書かせていただきます。

誰かに相談できない悩みを、少しでも解決できる手助けになればと思います。

  • 起業してみたいが、失敗が怖い方
  • 再就職に悩まれている方
  • 今経営に行き詰まっている方
  • この先が見えない方
不動産のOTOMO
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リアルな状況をぶっちゃけていきたいと思います。

起業の始まり

最初に大手企業に入ったものの1年でやめ、いつかは自分で起業してやるんだ!と思いながら、サラリーマンとして6年が経ちました。

私の起業は、準備が整って、というわけではなく、最後に勤めていた会社が買収され、やることがなくなったタイミングです。

当時は30歳までには起業するという目標を掲げていました。

30歳目前に訪れたタイミングで、転職も考えたのですが、独立を選びました。

私は、当時妊娠中の妻と2人でしたが、結婚の時にも起業したいと伝えていたため、背中を押してもらった部分もあり、とても感謝しています。

この選択は、後に起業失敗とつながるのですが、今となっては良い選択だっと思います。

チャレンジは、早ければ早い方が良いです。

かくして、やることを決めずに起業したという流れとなりました。

自分がこれまでやっていた広告宣伝のお仕事で「何かできることはありませんか?」と、知り合いにアタックしまくり、そして夜な夜な異業種交流会に参加していました。

本当に、降ってくる話に何でも飛びつきました。

立ち上がりは順調だったのですが、このまま受託ばかりやっていてもいいのか・・・という思いが頭をよぎります。

これはおそらく起業して誰もが思うことは、自分のプロダクトを持ちたいということ。

特に私の場合は、海外での事業づくりに足を突っ込み、多額の資金を投入しました。

巻いた種が実り始めたときに、そのまま世の中はコロナウイルスの感染拡大に突入しました。

自分がベットしていた分野が、全てパーになってしまったのです。

国内でも、広告宣伝、特に人が集まるイベント受託が主な仕事だったため、そちらもキャンセル。

夢も失い、仕事も失う。

まさに泣きっ面に蜂の状況です。

かくして、私はどうしていいか分からず途方に暮れてしまいました。

起業失敗後に再就職を決めたきっかけ

そうはいえども、食べていくしかありません。

ここで取る選択肢は以下のいずれかです。

このまま夢を追い続けるか

安定した収入を得ることを第一にするか

この選択肢は、外から見ると「安定収入に決まってるでしょ」と言われるかもしれません。

しかし、本人からするとものすごく耐え難い決断をすることになります。

そもそも何のために事業を始めたのか?

ということです。

私は、周りの人を幸せにしたい、と思って始めた事業でしたが、逆にどうか?

これについては、結論が出ませんが、少なくとも現時点で、先行きの見えない底無し沼のように、突っ込むような状態でした。

特に、創業当初から事業がうまくいく人などいません。上手くいっていたとしても、何らかの拍子にダメになってしまうリスクがあるのが経営です。

そして、今周りは何を望んでいるのか?

私は再就職すべき、というのが周りの大切な人の意見でした。支援していただいた方からも、大目玉も喰らいました。

これは、結果が出ていないこともそうで、私自身に実力が何もなかった、と認めざるを得なかったということです。

逆に、自分に確固たる強みがあれば周りも賛成してくれたと思います。

そこで反対を押し切っても回復できる再案が私にはでませんでした。

自信も粉々になり、とにかく再就職する、という道を決めました。

決めたと言いますか、周りが導いてくれました。

逆にこれまで30年間、周りの意見にろくに耳も傾けずにこの結果です。

あぁ、自分はダメな存在だから、周りの言う通りにしよう

という気持ちが本音でした。

そうして、私は知人の紹介で、業界経験のない不動産業界に飛び込みました

不動産業界の経験があったわけでも、興味があったわけでもありません。

とにかく、ここでもう一度やるしかない、そんな気持ちでした。

起業に失敗して辛かったこと

のちに思い込みだと感じることもありますが、具体的には以下のようなことが辛かったです。

・借金が残る
・仕事で培った信頼関係を失う
・周りの目が怖い(と感じる)
・自分は何もできない人間だ(と感じる)

起業失敗後の再就職で辛かったこと

起業後の再就職の壁は、これまでの自分の壁をぶち破ることです。

起業する人は、何となく生きていたらいいや、という方ではなく、多くの方が、目的意識が必ずあるはずです。

その目標を断念し、方向転換することは、大きなパワーが必要です。

そして、再就職にはさまざまな捉え方があります。

「起業に失敗したから負けの道を選ぶ」と捉えられるかもしれません。

他人はそこまで気にしていないと思うのですが、新たに再就職を選ぶとき、このような心情になると思います。

状況は人によって違いますから何ともいえませんが、私にとって、再就職を選ぶということは、過去の自分の全否定ということでした。

私は、新しい環境として「自分に経験がない業界」を選びましたが、案の定出来ることは少なく、コピー取りと車の運転ぐらいでした。

新卒より給料も安くなり、誰からも求められていない辛さを実感しました。

今までと違う行動をすること自体が本当に辛かったです。

どのぐらい辛いか?というと、今となっては笑い話ですが、通勤時の電車で自然と涙が流れ、通勤後の帰りの電車でも自然と涙が流れるぐらい辛かったです。

  • 朝の通勤が辛い
  • スーツ通勤が辛い
  • 自分には価値がないと感じる
  • 身動きが取りづらい
  • 歩幅を合わせるのが苦痛

こんなことでサラリーマンが勤まるのか?と思われますが、必死に耐えていました。

この時期は、とにかく何が何でも続ける、ことを目標として、カレンダーに書き、カレンダーを1日1日マジックで消して、カウントダウンしていました(笑)

自分の失敗を素直に認める、というのは文字にすると簡単ですが、中々できることではありません。

なぜ素直な人が成功するのか?

それは、素直にならないとその先の道がないから、だと解釈しています。

だからこそ!

毎日毎日、怒られながらも、絶望しながらも、自分にできることを精一杯やる。

具体的には、朝一番にいくとか、挨拶を大きな声で自分からするとか、そんな感じです。

そんな当たり前の基本に立ち返ることになったのです。

正直、これは自分で会社を運営していた時にはできていないことで、だからこそ失敗したのだと振り返ることができました。

自分の弱さと徹底的に向き合う。それこそが再就職の辛さですが、何とか、何とか耐え忍びます。

30代未経験転職【実体験】30代未経験で不動産業界に転職した私の話

起業失敗後に再就職するメリット

ただひたすら時を過ごすことで、運が向いてくるタイミングがあります。

私の場合の第一波は、1年半後でした。

待遇・ポジションともに努力が認められ大幅改善しました。

それまでは、とにかく耐え、そして自分がこれまでやってきた中でできることを精一杯やっておく。

一度は起業を志す人であれば、事業意欲も高いと思いますので、社長の気持ちがわかる、というのが大きなメリットです。

これ、多くの人には絶対わかりません。

なぜなら経験がないからです。

その経験を買えた、とするだけでも起業をした価値は大いにあったと思います。

やはり、事なかれ主義の人が多い中で、特に挑戦する癖がついていない人がほとんどです。

特に、再就職する方は、大いなる危機感もあると思いますし、馬力が違うと思います。

冒頭で紹介した、2ch創設者ひろゆき氏も同じインタビューの中で、さらにこのように述べています。

一度でも経営をやった人って、売り上げを上げて利益を出さないとまずいよね、という感覚をどこかで持っているし、会社を潰(つぶ)した人ほど、儲(もう)ける意識が強かったりするので、意外とその人の将来性を買ってくれたりするものですよ。

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これは、全くの同意ですし、逆に「いつかは起業しようと思っているんだよね〜」という人を見ると、「早くしたほうがいいよ!」と思うのではないかと思います。

加えて、これまでフルコミットしていた業務に区切りがつくというのは、新しい物事を始めるときの精神的な大きな支えになります。

たとえば、以前だと24時間顧客対応だったものが、会社では定時がありますので、それ以外の時間を使って、収益にならないけれど、取り組みたかったことをやってみよう!ということができます。

当不動産のOTOMOブログも、そのような経緯で始めました。

この記事を書いている時点で、9ヶ月程度が経ち、最初は誰にも見られなかったブログが、累計1万PVを超えるまでに成長しています。

これも再就職しなければ、出来なかったことだと思っています。

普通にずっと勤めているときの自分とは違う、新しい自分にアップデートされたことに気付く日が必ずやってきます。

再就職してよかったメリット

・挑戦する癖がつく
・別にクビになっても構わない!という覚悟で挑める
・誰かが必ず努力を見てくれている
・変なプライドがなくなる

起業失敗後の再就職について伝えたいこと

最後に、再就職を検討している、もしくは再就職した人にお伝えしたいことは以下の1点です。

どん底は必ず良くなる

ということ。

あぁ、なぜあんなことをしてしまったんだろう、とかこれは自分が望む道ではないのに、と思うこともあるかもしれません。

しかし、今起きている結果は、自分の行動が招いた結果です。

そして、人生はプラスマイナスがゼロになるように出来ていると思うのです。

今辛いトンネルの中にいる方は、必ず良くなります。

特に、コロナの感染拡大であって、影響を受けた方も少なからずいらっしゃると思います。

しかし、コロナすらも、自分が危機に備えた対策をしておかなかったせい、と思って、とにかく前に進まなければなりません

私もまだまだ道半ばですし、やりたいことの1%も成し遂げていない気持ちです。

将来の再起に向けて、共に頑張っていきましょう。

これまでの経験を必ず評価してくれる方は、必ず現れるはずです。

私が失敗したことも振り返りましたので、この記事も参考になれば幸いです。


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