こんにちは、不動産のOTOMOです。
猛暑日が続きますが、皆さんはお変わりありませんでしょうか。くれぐれも体調にはお気をつけてお過ごしください。
さて、7月のニュースで印象深かったものをまとめました。まだまだ知らない会社やサービスはたくさんあるなと実感しております。
ぜひ、ご参考ください。
目次
令和6年5月の新設住宅着工戸数
5月の新設住宅着工は持家、貸家、分譲住宅が減少し、全体で前年同月比5.3%の減少に。
全ての項目で前年同月比減少しており、また持家に至っては30ヶ月連続の減少です。
※令和6年7月19日に一部訂正されていますので、X投稿時点の内容とは乖離があります。(訂正後資料)
物件情報、仕様異なってもAIで定型化 福岡のOHI
不動産の仲介・管理を手掛けるオー・エイチ・アイ(OHI、福岡市)が人工知能(AI)を活用し、不動産会社によってフォーマットや用語がバラバラだった物件資料を自動で定型化する技術を開発。
今回の記事となった、オー・エイチ・アイさんは、福岡の会社です。
具体的にはAI/OCR技術を活用した不動産情報資料の自動作成機能と、顧客のニーズと物件を最適にマッチングさせる「Brokerage Supporter」システムが2024年4月に完成・導入したとのことです。
導入の経緯を見ると、数々の不動産DXソリューションを試みてきましたが、既存のシステムではまだまだ時間の短縮に至らず、導入が難航したとの記載がありました。
理想とするシステムを作るには、自社で突き詰めていくしかないですね。
「不動産業界のDX化に貢献していきたい」という熱い思いをお持ちで、今回実現に至ったとのこと。
今後も注目していきたい企業さんです。
事故物件オーナーをサポートする「オバケ調査」とは?
興味深かったのは「オバケ調査」です。
運営会社は、株式会社カチモードさん。
オバケ調査は、通常22時から翌朝6時までの8時間、現場に張り付いて実施。
調査項目は、映像録画・音声録音・電磁波調査・気温(室温)・湿度・大気圧測定・サーモグラフィ確認・騒音調査など。1時間ごとに現場の数値を確認するといいます。
当社は、建物内で死亡事故が発生した際に所有者や管理会社が対応しなければならない多種多様な業務について、ご協力や支援をおこなう不動産コンサルティング会社です。
そして、ご協力や支援の中でも特に注目するべきは事故物件で実施する「オバケ調査」です。
オバケ調査では大学教授のアドバイスを仰ぎつつ、調査員を不動産物件に派遣し、映像記録、音声録音、電磁波測定、温度・湿度測定やその他必要に応じた調査を最低一晩かけておこないます。
この調査結果を基にした提案は、事故物件ごとの特徴とカチモードならではの経験値を掛け合わせたものとなっており、入居者の持つ心理的瑕疵を解決もしくは軽減させる効果を持ちます。
また、オバケ調査の中で不思議な現象を発見することができた場合には、依頼者に懸賞金を進呈し、その後の運用についても最適な提案をいたします。
さらに、オバケ調査にて不思議な現象を発見できなかったとしても、後に入居者やその関係者がそれを発見できた場合には懸賞金を進呈しますので、懸賞金付きの部屋としての運用が可能となります。
事故物件による資産価値減少を防ぐための体制づくり、これまでにない取り組みに、今後も注目です。
さらに詳細をお知りになりたい方は以下よりご覧ください。
東京商工リサーチ 6月・不動産業の倒産、大幅減
東京商工リサーチが公表した不動産業の倒産状況は15件となり、4ヶ月ぶりに前年同月を下回りました。
※倒産の言葉の定義は東京商工リサーチのWebサイトでご確認ください。
東京商工リサーチさんから毎月発表されている倒産状況です。
産業別に見ると、不動産業は前年同月比15件(同42.3%減)となっており、14ヶ月ぶりの10件台となりました。
2024年6月の倒産状況https://www.tsr-net.co.jp/news/status/detail/1198733_1610.html
愛知の安江工務店、空き家巡回月1万円 清掃や郵便転送
空き家巡回月1万円サービスについて。
空き家管理サービスは、大手企業も多数取り組んでいる領域で、空き家の広がりと共に増えています。
安江工務店さんの取り組みや、空き家管理サービスについては、以下のブログで詳しく解説したので、是非ご覧ください。差別化が大事などというお話を書いています。
空き家管理サービスの広がりと新規事業について空き家が社会問題化…関心高まる0円物件、解体のマッチングサービス
空き家が過去最多となる中、解決への一歩となる新たなサービスに注目が集まっています。
今回取り上げられていたのは「みんなの0円物件」という空き家のマッチングサイトとバリュークリエーションさんが運営する「解体の窓口」です。
みんなの0円物件については、以前こちらの投稿でも取り上げていました。
解体にかかる費用を抑えるマッチングサービス「解体の窓口」は、解体を希望する空き家の情報を入力すると、複数の解体業者が見積もりを提示。
コンシェルジュのサポートを受けながら業者を選択できる仕組みで、サービス開始から4年で約3万人が登録しているとのことです。
サイトはこちらから
東急不動産、民泊物件投資の窓口に
空き家活用、東急不動産ホールディングス、オリコ、Airbnbの4社、空き家の有効活用を目的に業務提携しました。空き家のホームシェアリング活用支援ワンストップサービスの実証実験を開始。
ホームシェアリング活用支援ワンストップサービスとはどのようなものでしょうか?
以下、プレスリリースから引用します。
提携枠組みの取り組みとして、空き家のホームシェアリングに関わる一連のサービスを提供するワンストップサービスの実証実験を開始します。
具体的には、アキカツの持つ空き家物件のデータベース、オリコの事前保証を活用した地域金融機関による資金付け、東急不動産ホールディングスが提供するサービス「AnyLivingS」によるホームシェアリング事業支援、Airbnbが持つ集客力を組み合わせることで、ホームシェアリングの実施をサポートします。
また、ホームシェアリングとして運用中の物件の売買が可能なマーケットプレイスの構築も予定しており、空き家の活用のみならず二次流通以降へも貢献します。
この取り組みにより、物件取得から売却までを一貫してサポートする体制が整い、より多くの方が気軽にホームシェアリングを開始できるようになり、空き家の再生を実現します。
以下、フロー図のイメージです。
「住宅界のテスラ」が目指す建設DX
「家が高くて購入できない」「建設価格が高騰し、人手も足りないから家を建てられない」。こうした家を建てたい人と、建てる人の課題を解決に導くのが、マイホム(東京・港)が提供する注文住宅「PlusMe(プラスミー)」。
プラスミーは「世界最高の住宅をすべての人に」提供することを目指す初のプリフィックス注文住宅。
プリフィックス住宅とは、以下とされています。
プリフィックス注文住宅とは、シンプルな料理構成の中からメインを自由に選択できるプリフィックスコースのように、判断の重みから解放されつつも、大切な箇所に自分らしさを取り入れられる住宅です。
Web上で用意された項目から選んでいくと、希望に合わせて注文住宅が建てられる仕様になっています。
リンクはこちらから。直感的でわかりやすいです。
おまけ
今月はX経由でたくさんの方とお会いしました!
三太郎さん、岡部さんとお会いしました。私もお好み焼きを四角に切りに行きます。近々行きます。
リノベ不動産さんの新サービスについてインタビューさせていただきました!実は今回で2回目となる取材でした。詳細はこちらから。
一緒に色々取り組みをさせていただいている國松さんのインタビューが公開されました!是非こちらもチェックください!
けーしーさんの名刺交換禁止会の前に、事例共有会でした。ありがとうございました!
当日の振り返りはこちらです。
自分なりの不動産DX。原点を思い出した事例共有会翌週は賃貸住宅フェア2024に寄ろうかと思っているので、いらっしゃる方是非ご挨拶させてくださいませ!
私は8月7日(水)に行く予定をしております♪
それでは、8月もがんばりましょう!