こんにちは、不動産のOTOMO(@zebrakun24)です。
東京の不動産テックEXPOは初めてでしたが、行ってきました。
こう、毎年流れを追っていくことで、不動産テック領域がどうなっていくのかな?と思いを馳せるのは楽しいです。
結構真剣に使えそうなツールないか探していました。
▼前回の大阪のレポートはこちら
【2022年】不動産テックエキスポ大阪に行ってきました【レポ】
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不動産テックEXPO東京はとにかく規模が大きい
まずは会場のレポートから。
東京都大阪のEXPOの規模の違い
これを見ると一番わかりやすいと思います。会場案内図の大きさが大阪と全然違います。
赤枠のところがいわゆる不動産テックEXPO。
2022年9月の大阪会場
こちらが大阪。だいぶ違いますよね。
不動産テックEXPOに行ってみて感じたこと
大阪に行っていたこともあって、知っているサービスが多く目新しさはなかったです。
ただ規模は圧倒的に違います。外国の方の来場者も多かった。
不動産テックブースに限って言えば、初期コストが安い取り組みやすいサービスが揃っているので、興味を持つ企業さんは多いんじゃないかなと思います。
例えば、電子契約のサービス(クラウドサイン)とかGoogleマップから登記簿謄本が取れるサービス(JONさんのシカクマップ)、とかですね。
月額費用1万円〜といったものも多いので、そしたらやってみようか、となるかもしれません。
「展示会」は、来場者からすれば偶発的な発見もあり、出展者からするとその場でデモまで完結できるという双方のメリットがあります。
普段の業務の中で、アポを取って、わざわざZOOMの話を設定してまでツールの話を聞くのは腰が重い、なんてことは往々にしてあるので、こういう機会に一気に話を聞けるのはいいですね。
本当のコストとは、導入後の運用負担にある
そんな中で今回気にしていたのは「導入後のコスト」です。
このコストとはお金を指すのではなく「管理・実働コスト」です。
導入自体は比較的簡単なのですが、その後の導入が本当に現場で大変なのです。
何が大変かというと、これやって何の意味があるの?という人に向けて、説得と実務を何百回と繰り返して説得していく必要があるのです。
事前に全員に賛成の決議(いわゆるコンセンサス)を取ったとしてもです。
会社のためにやっていることが、逆に会社のためになっていないんじゃないか?と思う葛藤も何度もありました。
これが別で記事も書きたいのですが「ツールの機能よりも、どう現場で合意形成して、どのように乗り越えて運用したか」という事例の方が価値があるんじゃないか?と思ったり。
それがイメージできるサービスは導入しやすく(結果的にしたことが多かった)、満足度が高かった(失敗しても納得できる)です。
やっぱり情熱が必要
不動産DX、テックという言葉が先行しすぎると、導入後のイメージができていなかったために導入計画が甘く、スムーズに進まない→想像以上に大変で全員が新しいことに後ろ向きになることがあります。
これは実体験です。特に関係者が増えるほど。
新しく何かに取り組むときは、あれもやって、これもやって、と色々やりたいとなります。
ただ、上記の経験をすると、今はどういう会社さんが一緒に運用をサポートしていただけるのかな?絶対使わないといけない理由は何かな?と視点が変わりました。
簡単にできれば、電話をLINEに変える、ぐらいのことでいいんです。
個人的には、やっぱり会社や担当者の情熱だと思います。情熱はその場のテンションではなく、そのサービスが生まれた背景、その会社が目指すこと、レスの速さなど総合的なものです。
なんか最近こういう根性論みたいなところに帰結することがありすいませんwただ、それしかないとおもいます。
コア業務とノンコア業務を意識する
あと、どこをDXするかも大事だなと大きな気づきになりました。
電話や受付対応をチャットにする、みたいな話でいくと、そもそも入居者との連絡をあえて大事にする、と言う会社ではそこはDXしない方がいいかもしれません。
自社の強みや大事にしていくことを崩さずにテックを導入していくことが大事だなと思いました。
来年から色々進めようと思っていたのですが、ちょっと思いとどまりました。
今回は色々みた結果、電子契約サービスを導入して特定の文書からやっていこうかな、と思いました。
AI査定とかもあったのですが、投資用だったりマンション専門だったりと、中々地方の実需などではアンマッチしなさそうな感じがしました。
こういう思考になれただけでも、十分価値があったと思います。
最後にアイスを食べて終了
とにかく歩き疲れたのでアイスを食べました。エキスポきたらアイス食べたくなるんですよね。
普段は食べないのですが、今日だけ。
来年はもっと増えそうな予感がします。
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